- 1 「基礎」をつくったこの一年
この1年は「日本司法支援センター設立に向けての議論や被疑者国選制度、裁判員制度に向けての体制作りなど、次年度以降に繋がる大切な土台作りをした1年だったと思います。
- 2 研究会制度の発足
既に、2,3の弁護士会で実施されている研究会制度を札幌でも発足させることができ、会員が自主的に研究会を作って、各自の専門性を高めていくことができるようになりました。研究会制度立ち上げにあたっては、各弁護士会に研究会制度についてご照会をさせて戴いたところ、貴重なご意見を賜りましした。制度発足後すぐ「札幌弁護士会企業法務研究会」の設立が許可され、活動を開始していますが、次年度以降、多数の研究会が立ち上がることを期待しています。
- 3 北海道道庁との連携協定の締結
地域経済にとって法的なインフラが必要との認識から、業務改革推進委員会の活動を通じて、北海道と中小企業活動支援を法的サービスの面から行うための連携協定を締結することができました。これは、中小企業団体、北海道、弁護士会が連携して、中小企業の交渉力、危機管理能力を高めていこうというものです。連携協定締結記念のフォーラムも開催される予定です。次年度は連携協定に基づき、どのような中小企業支援を打ち出していくのか、真価が問われることになると思います。
- 4 弁護士会館の改修、充実
当会では、数年前に弁護士会が入居していたビルを購入しましたが、テナントが多数あり、すぐには他のビルを賃貸して開設していた「札幌弁護士会法律相談センター」を会館に移設させることができませんでした。それが、昨年度末会館を広範囲に使っていた企業が退去することが決まり、念願の法律相談センターの移動が実現することになりました。これにより弁護士会館は名実ともに弁護士会の機能が集約する場所になります。
現在、法律相談センター使用部分の改修計画に着手し、次年度早々実施に取りかかることになります。また、7階建て会館の1階部分の利用方法については、市民に対して弁護士会についてのインフォメーションを発信することができるようにする場所にする計画など様々な計画があり、現在慎重に協議しているところです。今年度で会館改修の「準備」をほぼ完了して、次期に引き継ぐことができそうです。次期には是非改修された会館を利用して充実した会活動を実現して欲しいものです。
- 5 裁判庁舎問題
裁判庁舎の弁護士控え室の移転の問題も検討することになり、プロジェクトチームを組んで取り組みました。弁護士控え室の問題は、司法改革の中で裁判所がどのような機能を持つべきか、弁護士控室の持つ意義は何かということが極めて重要な問題です。この問題については会内で十分議論を重ね、年度末の臨時総会で一定の方法を見いだすことができました。
- 6 「高齢者・障害者権利擁護の集い」「業務改革シンポ」「中規模サミット」の2007年札幌開催決定
今年度、2007年度に札幌で上記2つの大きなイベントを開催することをお引き受け致しました。いずれも準備が大変なものですが、これからの弁護士の業務のあり方を考える上で、極めて重要な大会と考えております。
会場の確保など今期から既に準備はスタートしました。全国の皆さんには是非いずれの大会にもご参加され、すばらしい札幌の街を楽しんで頂きたいと思います。
