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テニスと弁護士業務

 テニスはメンタルなスポーツである。メンタルの状況はサーブに最もよく現れる。いつもなら簡単に入るサーブが、ネットに引っかかり、ダブルフォルトばかりすることがある。特に、ダブルスの場合、メンタルの影響はさらに増幅される。
 失敗して、パートナーに悪いと思うと精神的に萎縮していく。また、パートナーの一言に傷ついて、気持ちが萎えてしまう場合がある。草トーナメントでは、仲間が見ているという意識があるだけで、緊張してしまう。
 逆にパートナーに恵まれると、普段以上の力が発揮できる。実力が上のペアと戦う時は、実力を十分に発揮できることが多いが、勝てそうな相手と戦う時は、逆に勝ちを意識するため、見事に足をすくわれることがある。何より自分が負けを覚悟すると、ますます相手方は精神的優位に立って、あっという間に試合は終わってしまう。だから、最後まで勝つという意識を持つことが大切である。
 テニスは自分のメンタル面を鍛える上で最適である。弁護士業務でもしばしば精神的に苦境に立たされることがある。しかし、どんな問題でもあきらめさえしなければ、いろいろな手段を思いつくものである。他の弁護士から、相続放棄は無理だと言われた案件を引き受けて、なんとか放棄を認めてもらったことがある。
 また、テニスは、ストレス解消には最も優れたスポーツだと思う。竹村健一氏やソニー会長の盛田氏、ナルミ屋社長も大のテニス好きで知られている。ランニングをしてストレスを解消しようとしたことがあるが、走っている間、頭の中は事件のことが占めてしまう。しかし、テニスの場合、練習でボールから目を離すことは不可能だ。だから、テニスをしている間は事件のことを忘れることができるのである。
 ストレスに悩まれている方には、ぜひ、テニスをおすすめしたい。

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