2007/08/05 (Sun)
読後感(その1)・カラヤンとフルトヴェングラー
幻冬舎新書から出ている「カラヤンとフルトヴェングラー」は、非常に面白かったです。
ナチス政権下世界最高峰のオーケストラベルリンフィル三代目主席指揮者に君臨したフルトヴェングラーがカラヤンに嫉妬の炎を燃やし、詐略を巡らし、カラヤンを排除しようとしていたことをこの本で始めて知りました。フルトヴェングラーとカラヤンはクラシック界で並び評されていましたが、その両者がどのような関係にあったのか、第二次世界大戦前・中ナチ政権下で両者はどのように身を処していったのか、興味深い事柄が次々に紹介されていきます。一方で無名の失業中のカラヤンがやがて世界最高峰の指揮者になるまでの道程はものすごいものがあります。
カラヤンによって歴史から抹消されてしまいましたが、本当は、フルトヴェングラーの跡目はチェリビダッケというルーマニア人が承継する予定だったことも驚きでした。クラシック音楽を知らなくても本当に楽しめます。まさに、知る楽しみですね。是非、興味が湧いたらご一読下さい。






