2007/12/22 (Sat)
司法修習修了試験の成績に関する報道から2007:12:22:13:54:28
先日、司法研修所終了試験(通称二回試験)受験者の7・2%、76人が不合格 法科大出身の法曹が初めて誕生との報道があった。法科大学院1期生で昨年の新司法試験に合格した司法修習生ら1055人のうち、11月の修了試験に979人が合格し、76人(受験者の7・2%)が不合格だったと発表された。
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私が受験した頃(約16年前)は、司法試験の合格者は500名程度だったが、現在はその3倍だが、研修所の修了試験に合格しないものは1名いるかいないかで、その1名も試験当日体調が悪かった等の理由が多かった。
一緒に勉強していて、疑問符が付く、修習生はいなかったように思う。
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しかし、現在は、司法試験合格者の質の低下が叫ばれている。質の低下は研修所で実際に指導している教官、実務修習で実際に指導している指導官等の現場からだから事態は深刻だといえる。
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ロースクール制度は、研修所教育をロースクールで先取りして実施するという位置づけから、以前のように研修所にあつまって、数ヶ月教育を受けるということもなくなった。
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また、実務修習といっても、弁護修習期間は、従前の半分の2ヶ月間となった。ロースクールで実務に即した教育を受けていない修習生は極めて厳しい環境に置かれる。
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基礎がなく、実務に接してしまうと、消化不良を起
こすからだ。消化不良の中途半端な修習を終了しても、良質な弁護士を期待することはできない。
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ロースクールの数を増やして自由競争原理を取り入れてしまった以上、ロースクール生は弁護士になってから役立つ勉強などしている時間はなく、司法試験に合格することだけに時間を割くようになる。
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本来は、合格率を70%程度にしてじっくりロースクールで教育するという前提だったはずだったが、ロースクール生の数の制限がゆるやかで合格率が40%前後ということになると、そうも言ってられない。試験に受からないと、お話にならないからだ。
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北海道大学ロースクールで学生を指導している身としては、できるだけ授業が実務に即したものになることを心がけているつもりだ。毎回、弁護士の心構えなどを力説している。
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私が担当している医療訴訟法の受講者が将来良い弁護士になってくれるよう心から願ってやまない。

