2008/02/21 (Thu)
医療訴訟を巡る出来事あれこれ2008:02:21:11:49:51
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北海道新聞の報道によると、当該病院は、肝臓の一部を切除する手術を受けた際、大量に出血して合併症を引き起こし、二週間後に死亡したケースで、医師の過失による医療ミスではなく、予想外の事態で発生した医療事故だが、女性の遺族に3015万円の損害賠償金を支払うことを決めたとのことである。
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詳細は分からないが、もし、これが無過失補償を認めたのであれば、極めて画期的なことであるが、何らかの条例に基づくものなのか気に掛かる。どうして、法律上の根拠が無く賠償金を支出を決めたのか。何らかの基準があるのだろうか。興味深い。
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今週、医療事故の医師に対する尋問を行った。裁判員用に作られた法廷で、ビデオや書面が大画面に映し出されて、傍聴席や裁判席にも見えるようになっている。裁判員席もずらっと整えられており、裁判員制度スタート間近と感じさせられた。
尋問には、当職事務所の新人秘書や北海道大学ロースクールの学生も10名程度傍聴に来てくれた。実際の医療訴訟の現場を見て、医療訴訟を肌で感じてもらうことができたと思う。
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次の日、別の訴訟で医療訴訟で判決をもらった。残念ながら請求は棄却であった。ペースメーカー埋め込み術後のポケット感染症をめぐる争いであった。本件訴訟では、新潟地裁で出張尋問まで行い、医師2名の尋問まで行った。結果は思うようには成らなかったが、原告の方から感謝の言葉も戴いた。この件では、現在の主治医の方にも証言していただいた。証言していただいたお医者さんには本当に感謝している。お忙しい中、時間を作ってくれて、メースメーカー埋め込み術における埋め込み位置の重要性などを証言していただいた。その意識の高さに感心させられた次第である。
医師が医療に対してどのような情熱、関心を持っているかは重要だと痛感した。
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尋問、判決を通じて、医療過誤訴訟というものが、弁護士の受け持つ事件の中で最高水準を要求される分野であるということを改めて感じた次第である。医療訴訟を続けていくと言うことが自分の弁護技術を向上させることに繋がるということだ。当職事務所では医療過誤訴訟を大きな柱の一つとしてこれからも前向きに取り組んでいきたいと考えている。
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1月中に1件、2月に1件新件を提訴した。両事件を含めて現在受任中の医療事件の数や種類などを毎月末にご紹介していきたい。

