2008/04/18 (Fri)
画家藤田嗣治を知っていますか~道立近代美術館の展覧会~2008:04:18:20:37:00
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2008.7.12(土)→9.4(木)の期間、没後40年 レオナール・フジタ展(Leonard Foujita )が、近代美術館で開催される。近代美術館のウェブサイトによると、日本初公開となる幻の群像大作「構図」「争闘」を中心に、パリで世界的名声を得た画家、レオナール・フジタ(藤田嗣治、1886-1968)の画業の実像に迫る展覧会とのことだ。
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藤田嗣治は、忘れられた画家と言われる。戦前、フランスに渡り、パリで画壇の寵児となるが、帰国後「戦争画のスター」となった。そして、 戦後フランスに帰化し、二度と日本に帰ることはなかった。
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戦争画の存在を皆さんは知っているだろうか。軍部のプロパガンダとして利用された絵画だ。戦時中は、軍部に協力しなければ画材など使えなかったという。戦時下においては、画家それぞれが戦争への協力を求められていたのである。
テレビのない時代、戦争画の展覧会は各地で開かれ、大好評を博したということだ。
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私は、藤田嗣治を題材とした本とNHK番組によって、藤田画伯や戦争画のことを知った。どうして、藤田が、戦後フランスに帰化し、日本に二度と足を運ぼうとしなかったのか、このことは、近藤史人 『藤田嗣治「異邦人」の生涯』(講談社、2002.11)を読んでみて回答を得て欲しい。
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ちなみに、展示会の期間、近藤氏の講演会が近代美術館で企画されているようだ。是非、聴きに行きたいと思っている。
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争闘は、猫同士が争う構図の絵で、人間にも見えてくる。藤田絵画の特徴の女性の肌の色、いわゆる乳白色はあまりにも有名だ。
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絵画というものは、物理的に言えば単にキャンパスの上に絵の具が載っているだけのものなのに、どうしてこんなに人々を惹きつける魅力があるのであろうか。人間の脳の不思議さの一つだが、これは戦争を賛美するためにも利用されてしまうことが恐ろしい。
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フルトヴェングラーが最後までヒトラーに抵抗したがどうしても抗しきれなかったという話も、政治と文化を考える上で思い出させる。
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そういえば、オリンピックの聖火リレーを開始したのも、ヒトラーだったそうだ。

