2008/04/24 (Thu)
成年後見人研修に参加しました2008:04:24:19:04:20
●
今日は家庭裁判所の裁判官や書記官の方を講師に招いての後見人研修に参加した。成年後見人は判断力が落ちて、自分では財産を管理できない方々の身上看護、財産管理を行う法定代理人だ。研修は札幌弁護士会館内の会議室で行われた。
●
成年後見人は、当事者や親族、市町村などから申立があると、裁判所が成年後見を選任すべきかどうかを判断し、弁護士会や司法書士会の提出する名簿から事案の難易に応じて選任するが、弁護士会では経験年数がある程度ある弁護士で、かつ、きちんと成年後見人研修に出席して勉強をしている弁護士を名簿に掲載している。
●
成年後見人はご本人の財産を処分できる権限があるので、裁判所から定期的に財産のチェックが入る。不正がないかどうかが厳しく問われることになる。報酬は裁判所が決定をするので、成年後見人が勝手に報酬をもらうことはできないことになっている。
●
現在当職も過去に数件、現在一件の成年後見人を担当している。いずれも相当高額な財産を保有している方々のケースである。
●
最近、成年後見人の選任の申立が激増しているらしい。400名程度毎年新たな成年後見人が増えているということだ。一方で、お亡くなりになる方々もいることもあるが、それにしてもどんどん増えていることは間違いない。老健施設や病院等で介護サービスを受ける場合等以前は親族でできたものが最近は規則遵守が強調されることが多くなったのではないだろうか。
●
任意後見契約という制度もある。ご本人が認知症などになる前に、認知症になってしまった場合に備えて、財産管理の方針を立てて、自分の選んだ弁護士に後見人や親族に管理をゆだねる制度だ。
●
後見人の業務は被後見人が死亡して、相続人に財産を引き渡すまで続く。結構長期間の業務になる。

