2008/05/16 (Fri)
担当裁判官の交代はよくあること2008:05:16:23:03:34
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先日、クライアントの方と一緒に裁判に出向いたが、そこでクライアントの方が言ったのが「裁判官がいつのまにか交代していませんか。」 という言葉。確かに、この4月から裁判官が複数交代していた。ただ、そのことは分かっていたのだが、説明をするまでもないと思っていたのだ。毎年、3月は裁判官の転勤時期に当たるので、2割程度の裁判官が交代となるが、そのようなことは裁判に携わっているとよくあることである。
高裁人事など高等裁判所の長官に欠員が生じた場合、裁判官が退官して公証人になった場合など3月でなくても突然裁判官が交代することがある。
しかし、裁判所から連絡が来るわけでもない。ある日裁判所に行ってみたら裁判官が交代していたということもよくあるのである。
さらには、証人尋問に立ち会った裁判官が転勤して、尋問調書だけ読んだ裁判官が判決を書くということもある。
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しかし、裁判が初めての当事者の方からみると、不思議なことに思えるかもしれない。多くの皆さんは、自分の裁判を担当してくれる裁判官は、最初から事件を知ってくれて、最後には判決を書いてくれると思っているはずである。
このように裁判にまつわる事柄には、法曹関係者には常識となっていることが、世の中のでは常識にあらずということも数多くある。
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裁判官と弁護士の相性というのもある。裁判官の考えていることとこちらの考えていることがほぼ同じ場合に非常にやりやすい。裁判官の考えていることが分かるから先回りして準備したり、和解のサインを受け止めることができるからだ。
逆に、相性の悪い裁判官もいる。裁判官の思考回路が分からないため、疑心暗鬼になって、やらなくてもいい準備をしたり、事件の筋を読み違うこともある。もっともよくあるのは、裁判官が考えている訴訟の勝敗を分けるポイントと弁護士の考えているそれがずれている場合である。この場合は、自分でも思っていなかったところで敗訴させられていたり、勝訴していたりする。このような場合は大抵控訴事件となる。
だから裁判官の交代によって、それまで有利に流れていた裁判が潮目が変わったように不利に流れ出すこともある。
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私は、裁判所の法廷を中心として活躍をする法廷弁護士であると自認している。だから、裁判官に対する関心は高い。訴訟事件はどの裁判官が担当しているかをほとんど覚えている。一方、事件と裁判官が全く結びつかない弁護士も多いと聞く。
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ちなみに、裁判官の方でも事件の内容もさることながらどの代理人が付いているのかを関心を持ってみてくださっているようだ。

