2008/06/06 (Fri)
オルセー美術館で考えたこと2008:06:06:20:58:13
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パリでは、有名な美術館が、一週間に一回夜遅くまで開館している曜日がある。各美術館で曜日がことなるが、今回の視察では、木曜日に視察を終えて一旦ホテルに戻り、夜の時間を利用して地下鉄でオルセー美術館にでかけた。
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オルセー美術館は駅舎を改造して作られた美術館だ。館内は欧州型の駅舎そのもので大きな時計がある。屋上からはパリのセーヌ川右岸地域を広く、遠くモンマルトルの丘方面まで眺めることができる。オルセー美術館の屋上の彫刻物もすばらしい。絵を見ないで、ここで抱き合ってずっと過ごす恋人たちもたくさんいるのだ。
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館内の作品には日本人が好きな作品が多く、ルノアールやモネ等の作品が人気だが、私が何と言っても釘付けとなってしまうのはやはりゴッホの絵画群だろう。黄色い部屋、自画像、そして、ゴーギャンと同じモデルで描きあった「ジノー夫人」など。
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ここでは、行列を作らなくてもゴッホの絵画の前に何分でもたっていられるし、フラッシュさえたかなければ写真も撮ることができる。そして、何と言っても、贅沢なのは、絵を直に見られると言うことだろう。ガラス越しではない。額縁にガラスもはまっていない。だから、ゴッホの分厚く塗られた絵の具をつぶさに見ることができるのである。しかも、絵にはかなり接近できるのである。
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日本にゴッホの絵がきたら行列を作らねばならないし、じっくり遠くから鑑賞することもままならないだろう。ゴッホの絵をじっくり見られる。これだけでもパリに行く価値はあると思うのだ。本物を見ることは大切なことだ。
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オルセー美術館を後にして、視察団の仲間と遅い夕食をバスティーユ近くのマレ地区で食べたが、こちらではどこで頼んでもワインが美味しい。ドイツではビールが、沖縄では泡盛が美味しいように、パリではワインが美味しい。お酒は現地で飲むのが一番美味しいというが、まさにそのとおり。
絵もお酒も現地で楽しむというのが最高の贅沢だ。
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なお、ゴッホの絵を楽しむために是非読むことをお勧めしたいのが、小林英樹著「耳を切り取った男」である。ゴッホとゴーギャンがともに過ごしたごく短い期間にかかれた作品の意味が分かってくると、ぐんとゴッホの絵が身近にそして迫力をもって迫ってくることになる。

