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2008/06/21 (Sat)

最近の依頼事件の傾向


 面白いもので時期によって、ご依頼の事件には傾向があるようだ。当職事務所では、交通事故(被害者・加害者)、離婚、相続、貸し金請求、債務整理(破産・民事再生・任意整理)等全般的に事件をお引きしているのであるが、最近特に増えているのは交通事故による損害賠償請求事件である。交通事故はどの事務所でも扱っている事件だが、事務所によって要求実現のための方法論が異なるし、損害の見方についても異なっている。どの事務所で同じだというわけではない。それぞれの事務所に戦略がある。
 当職事務所では、保険会社からの提示を真に受けるのではなく、被害者の方の実際に感じている苦痛、苦悩、不自由をベースに、様々な方向から損害論を検討し、事案に即した解決額、解決方法を、依頼者とともに探していくことを重視している。
 もちろん、交通事故訴訟における新理論、新判例の検討も不可欠だ。

 方法も様々なものがあるのだが、裁判手続になることもいとわない覚悟をしてもらう必要がある。裁判にした方が増額の幅は増えるが、時間と費用がかかることなので、賠償額の多寡、増額の可能性の程度などを慎重に考慮して判断している。
 お陰様で交通事故事件ではほとんどのケースで依頼者の満足得る金額で終了していることができているように思う。

 なお、交通事故の弁護士費用は、着手金はゼロにして、その分最終解決時の割合を大きくしている。執行不能という問題がないから成り立つ方法だ。解決時に支払っていただく報酬は、保険会社の当初提示額からの増額分の25%とさせていただいている。ここで大事なのは、最終的賠償額の25%ではなく、あくまでも増額分の25%という点だ。元本割れはない。

 高齢者の方に関連した成年後見問題・相続財産管理人等も多くなってきている。今のお年寄りの世代は贅沢をしていない世代だ。多くの財産を残されたままにお亡くなりになったり、認知症になってしまわれることが多いように思う。きっと子ども達に苦労をさせたくないという思いで、財産を残されてたのではないかと想像するのだが、遺言が残されていないため、その思いが子ども達に通じていないという皮肉な結果になっていることも多い。
 ちなみに、成年後見人の仕事や相続財産管理人等は裁判所から依頼を受けての仕事である。

 医療訴訟も相変わらず多い。コンスタントに依頼が来ている。現在裁判(調停を含む)で争っている事件は以下の通り、①(整形外科)腰椎手術ミス・後遺症残存②心臓外科造影検査後・死亡③内科入院中薬物投与後死亡④骨折見逃し回復時期遅延⑤幼児のイレウス見逃し・死亡⑥胃の全摘術時の消化管穿孔・死亡⑦未破裂動脈瘤・死亡⑧胎児仮死・後遺症残存⑨脳塞栓見逃し(函館)⑩内視鏡手技による消化管穿孔・死亡⑪(眼科)角膜内皮細胞減少・後遺症残存事件などだが、保全事件を終えて提訴予定の予備事件が数件あり、検討中のものも多い。

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