2008/07/07 (Mon)
「マッドマックス2」と「ソイレントグリーン」2008:07:07:19:21:23
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ガソリンが高騰している。石油の埋蔵量が枯渇しているわけではないのに、市場経済論理で石油の値段がどんどんつり上がっている。このまま進めば、まさに、ガソリンこそが最大の価値を持つ映画「マッドマックス2」の世界になっていく。ガソリンが極めて貴重な資源となる世の中はまだまだ先の話と思っていたが、市場経済という大きな化け物の力は恐ろしい。
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ご存知メル・ギブソン主演「マッドマックス2」のあらすじをウィキペディアから紹介すると・・・・世界戦争が勃発し、文明は崩壊した。それに伴い中東地域の油田が破壊されたために石油が枯渇し、大地はそれをめぐって凶悪な暴走族が日夜争奪戦を繰り広げる無法の荒野と化していた。妻子を失った主人公マックスは、自爆装置を取り付けるなど改造を施した愛車V8ブラック・インターセプターに乗り、唯一の相棒「ザ・ドッグ」と共に暴走族を倒しては石油をかき集め、荒野をあてもなく放浪していた・・・
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食糧危機の話はこのブログでも取り上げたが、中国が食糧輸入国に転じたことから、食糧危機は現実味を帯びてきている。トウモロコシをバイオ燃料にするというのは考えてみれば贅沢な話だ。アメリカのトウモロコシ栽培には莫大な量の地下水が利用されているから、水問題にも直結している。
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私が弁護士になった15年前には、弁護士会で環境問題に取り組んでも誰も見向きをしてくれなかった。弁護士の業務が成り立つのは、社会が平和で秩序が保たれているという大前提がある。環境や資源を巡って戦争が起きたりや暴動がおきるような無秩序状態では弁護士は活躍の場がない。
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1973年だから私が中学生の頃、「ソイレントグリーン」という映画をみた。こちらはマッドマックスと違って知らない方が多いのではないかと思うが、私はこの印象の記憶が強烈に残っている。名優チャールトン・ヘストンが主演している。あらすじを、やはりウィキペディアを引用して紹介すると・・・・舞台は2022年、留まるところを知らない人口増加により、世界は食住を失った人間が路上に溢れ、一部の特権階級と多くの貧民という格差の激しい社会となっていた。肉や野菜といった本物の食料品は宝石以上に稀少で高価なものとなり、特権階級を除くほとんどの人間は、ソイレント社が海のプランクトンから作る合成食品の配給を受けて、細々と生き延びていた。そしてある夜ソイレント社の幹部(ジョゼフ・コットン)が殺害される。ニューヨークに住む殺人課のソーン刑事(チャールトン・ヘストン)は、同居人の老人・ソル(エドワード・G・ロビンソン)の協力を得て捜査に乗り出すが、様々な妨害を受けた後、新製品ソイレント・グリーンの配給中断による暴動のどさくさに紛れて暗殺されそうになる。そんな中、自室に戻ったソーンは、ソルが「ホーム」に行ったことを伝えられる。慌ててホーム=公営安楽死施設に向かったソーンは、真実を知ってしまったが故に死を選ぶしかなかったソルの最後を見届けることになる。草原や大海原などの映像とベートーベンの「田園」に包まれてソルが死んだ後、ソーンはその死体を追跡する。そしてソルの死体がトラックでソイレント社の工場に運び込まれ、人間の死体からソイレント・グリーンが生産されている事実を突き止める。その後、暗殺者の襲撃を受け、彼らを倒したものの自身も深手を負ったソーンは、病院に搬送されながら叫ぶ。
「ソイレント・グリーンの原料は人間だ。早く何とかしないと、今に食糧生産のために人間を飼うようになる。その前に何とかしなくてはならないんだ!」
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この映画の中で、最も印象的だったのが、安楽死のシーン。田園が流れる中、すばらしい地球の映像を見ながら老人が死んでいくシーンだ。
今は2010年。映画の舞台まであと12年しかない。
写真=北海の風景。このような風景を見ながら安楽死をしなければならない世の中が来るのだろうか。

