2008/07/13 (Sun)
林真理子著・「RURIKO」を読む2008:07:13:07:56:05
●
桐野夏生著の「東京島」の紹介をしたばかりだが、この本は先日NHKの週刊ブックレビューで、紹介されており、今ベストセラーになっているそうだ。ベストセラーということを知る前にご紹介できたことに気をよくして、もう一冊紹介したいと思う。
●
これは、ミーハーの方ならとても面白い本である。著者は林真理子。あくまでもノンフィクションということになっているが、膨大な女性週刊誌など当時の資料に基づいて書かれているようだ。主人公は浅丘ルリ子。主人公の立場ら、赤裸々かつ非常に詳細に仕事のこと、プライベートなことが語られている。現実はそうだったに違いないと頷きながらついどんどん読み進んでしまうのだ。
●
林真理子は1950年代生まれだから、現在50才中盤当たりで、私とはほぼ同じジェネレーションで、アイドル全盛時代を生きてきたはずだ。
●
この本は読み手の側の自芸能界の記憶、情報の蓄積が作者に利用されているところが面白いところ。石原裕次郎、小林旭、美空ひばり、石坂浩二等の登場人物のことをよく知らない、すなわち、いわゆる芸能界の話題に関心を持って生きてこなかった人には全く判らない作品になっているが、知っていると本当に面白いのである。純粋に芸術作品としてみると疑問が残るということで、その当たりでこの作品に対する賛否両論があるのであろうが、のぞき見主義的な本とは一線が画されているとは思う。
●
弁護士業界の中では、芸能界の話題に詳しい方なのだが、それは母親が非常にミーハーだった影響だろうと思う。私の母は、テレビで女優が映しさされたり歌手が歌っている番組を見ると、その芸能人は過去に誰と結婚していて、誰と別れた等詳細な情報を語り始めるのだった。だから知らず知らずのうちに、その情報が私の頭にインプットされてしまったようだ。さらに、思春期はいわゆるアイドル全盛期である。小学生高学年当たりからアイドルに憧れていた。天地真理、南沙織に始まり、桜田淳子、キャンディーズ、薬師丸ひろ子、麻丘めぐみ等々。アイドル全盛時代は、中森明菜の自殺未遂事件で終焉を迎えて、私のアイドル病もここで終わるのだが、その後遺症が残っているような気もする。
●
私のようなミーハーな方は是非手にとって気に入ったら読んでみて欲しい。関連でお勧めは、このブログでも取り上げた「松田聖子と中森明菜」という幻冬舎新書本。こちらも当たってみて欲しい。非常に面白いと思う。
※
※

