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2008/08/05 (Tue)

土壇場キャンセルと乾杯前の飲食


 弁護士の業界は土壇場になってのキャンセル、いわゆるドタキャンには非常に寛容な業界である。お役所である裁判所や検察庁とは全く異なっている。このような業界の常識は弁護士が非常に忙しいという前提でなりたっているところがあり、私が弁護士会に入ったときからの習わしだ。
 自分がキャンセルする側に立つとこれほどありがたいことはないのだが、懇親会など会費が絡む時の幹事役の時は本当に不便だ。

 それと関連しているのが遅刻、早退に対する寛容さだ。大幅に遅刻してもひどく咎められることはない。多少なら許してもらえる。これも弁護士は忙しく、かつ、突発事件(会合よりプライオリティが高い事件)の処理に時間を取られるということが背景にある。
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 もう一つの習慣は、乾杯前の飲食。こちらはドタキャン、遅刻に対する寛容さと裏腹のものであるが、定刻通りに来た弁護士が飲食のお預けを喰うのはおかしいという発想のようだ。
 時間通りに来た弁護士は、乾杯より前に飲食を始め、全員揃ったところで改めて乾杯という運びだ。
 これはなかなか合理的な習慣だと思う。目上の人が来ないと食事が始められないということはありえないわけだ。

 キャンセルといえば、先日、南空知相談センターで受任した依頼者の方から、事務所での予約日にキャンセルの電話を戴いた。債務整理の方で、急いで処理した方が良いのに、キャンセルになった。地元の法律事務所に依頼するなどしていただければいいのだが、そうでもなさそうなのでとても心配だ。法律相談センターで事件を受任する場合、事務所相談をする日と間隔が空いてしまうと、親族、友人などの意見を聞いて、急に事件を依頼する気持ちが萎えてしまう方がいらっしゃる。法律相談センターに来たときのせっぱ詰まった気持ちがどこかに消えてしまうようだ。例えば、法的整理をしたら連帯保証人に迷惑がかかるなどということが分かると急に気持ちが萎えてしまう。それで、また元の生活を始めるのだが、結局、さらに、事態を悪化させていくという場合がほとんどだ。

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