Contents

HOME

カレンダー

最近の記事

  • 病気休暇中の司法試験受験
  • 脳MRI検査でつい眠ってしまう私
  • 50歳を迎えて
  • グランドの真ん中にある樹齢300年のハルニレ
  • 相続事件に関する当職事務所の方針〜その2〜
  • 相続事件に関する当職事務所の方針〜その1〜
  • 説得力ある裁判官・弁護士とは
  • 江別選手権Cクラス準優勝に輝く
  • 土曜日の過ごし方
  • 当職事務所若手弁護士の活躍

月別の記事

  • 2008年11月
  • 2008年10月
  • 2008年9月
  • 2008年8月
  • 2008年7月
  • 2008年6月
  • 記事一覧

カテゴリー別の記事

Sammy'sダイアリートップ > 2008年9月

2008/09/30 (Tue)

病気休暇中の司法試験受験2008:09:30:11:45:37

IMG_0365.JPG

●
 報道によると・・・・東北のある地裁の20代の男性事務官が病気療養を理由に休暇中の今年5月中旬、司法試験を受験していたことが分かり、同地裁は25日、受験は休暇目的外の行為で国家公務員法の職務専念義務に反するとして男性事務官を戒告とする懲戒処分を発表した。男性事務官は辞表を出し、同日付で承認された。同種理由での懲戒処分は地裁では過去に例がないという。地裁総務課は男性事務官の合否はプライバシーの問題から明らかにできないと説明。仮に合格していた場合、取り消されるかは「最高裁の判断になる」などと述べた。地裁総務課によると、男性事務官は内臓疾患などの治療を理由に今年4月中旬、1カ月半の病気休暇を申請。地裁側は診断書と医師からの聞き取りなどを基に4月中旬−5月下旬の間、通院・自宅療養の必要があると判断して申請を承認した。ところが、男性事務官は5月14、15の両日、司法試験を受験。地裁は「病気療養のため」とする本来の目的外の行為に当たると認定した。・・・とのことである。
●
 裁判所の職員をしながら、司法試験の勉強をして、合格を勝ち取った弁護士さんが何人もいるが、皆さんきちんと仕事をして、苦学して勉強をしてきた方ばかりだ。もちろん、普段は一生懸命仕事をして、試験の期間は年休を取って、試験を受けておられた。
●
 今は、ロースクールを卒業しないと司法試験の受験資格を得られないし、回数制限もなかったので、ガードマンや塾講師、テニススクールのコーチをしながら受験をして、司法試験合格を果たした方々もいる。
●
 総じて、このような苦学体験を持つ方々は個性的で粘り強い弁護士が多い。また、人間としての深みもある。人の弱さ、悲しさを知っているとも言える。弁護士としても魅力は学力だけでは培われないものなのだ。私が弁護士として尊敬している、個性豊かな諸先輩の中に、東大出身のエリートと呼べる人は誰一人いない。

2008/09/29 (Mon)

脳MRI検査でつい眠ってしまう私2008:09:29:00:01:20

英国 135.JPG

●
 年一回定期健診をうけているが、最近は脳ドック検査、PET検査、腹部CT、MRI検査も同時に受けている。幸い、今年の検査も無事異常なしで済んだ。検査結果を聞くときはやはり緊張するものだ。
 数年前までは血液検査などの簡易な検査をしていたが、50歳を迎えるに当たって、がんの早期発見のための検査を受けることにしている。
●
 脳ドックで、未破裂動脈瘤が見つかった場合、どう決断したらいいか迷うなあと思いつつ、検査に臨んでいるが今のところ迷うな未破裂動脈瘤は見つかっていない。脳ドック(MRI検査)では、頭を固定され、筒のような装置に頭を入れて行われるが、結構な大きな音が出る。このためヘッドフォンを装着するのだが、それでもかなり大きな音がでる。この状態で30分くらい仰向けで首より上を固定されて静止している。
当然、騒音で眠るどころではない・・・・はずなのだが、毎回、あっという間に眠ってしまう。不思議なものである。
●
 最近、相続関係の相談を受けているが、思いがけない病で亡くなる方が多いように思う。一病息災というが、無病息災の方も安心は出来ないと思う。体だけが健康でも、頭も明晰でないと意味がない。
●
 日曜日、クライアントの方のご招待で、教育文化会館で行われたお琴の発表会を訪れたのだが、人生の大先輩が生き生きと演奏されていたのが印象的だった。運動でも趣味でも一芸をもっていると、もっと上手くなろうという向上心、競争の意識が生まれて、前頭葉を刺激し続けられるからかもしれない。まさに、一芸息災である。
●
 私もテニスの恩恵をかなり受けていると言えようが、さらに、もう少し、写真と旅行の趣味に時間を割くことができたら、もっともっと健康に生きられるに違いない。弁護士にとって最大の敵はストレスである。ストレスから解放される一番の方法は、テニスと、写真を撮りながらの旅行である。

2008/09/28 (Sun)

50歳を迎えて2008:09:28:18:02:19

IMG_0289.JPG

●
 最近50歳の大台に乗った。50代には、40代と違って何となく後半というイメージがあり、そろそろ達観した心境で仕事ができてもよさそうだが、なかなかそうは行かないようだ。気持ち的には、北海道大学法学部で一生懸命司法試験の勉強をしていた頃と大して変わっていないつもりだが、あの時と決定的に違うのは、残された時間が圧倒的に少なくなってきているということだろう。
●
 そろそろ自分のエンディングを如何に迎えるかと意識しながら仕事をする必要に迫られてくる。つらいことではあるが、そのような意識で仕事に臨むと、いままでとは違った物事の見方ができるような気がしているし、今まで以上に充実した時を過ごせる気もしている。
●
 気がついたら弁護士をやめざるを得ないくらいの年齢になっていたというのではなく、いつやめるかを意識して、それまでに成し遂げるべき目標を意識し、無駄をそぎ落として、生きて行きたいと思うようになった。
●
 自分の価値、幸福感を相対的に考える人が最近多いように思う。
 もしかしたら、人と比べて自分は・・・と考えてばかりいないだろうか。人と比較してばかりいてはいつまでも幸せにはなれないと思う。ピンからキリまで上を見てもきりがないし、下を見てもきりがない。
 人と比べて、楽な仕事ばかりしているから幸せなのだろうか。人と比べて、苦労が多いから幸せなのだろうか。人と比べて自由になる時間が少ないから不幸なのか。そのような比較によって幸せは決まらないと思う。
 自分にとっての幸福とは何なのか。50歳を機にもう一度考え直していきたいと思っている。
●
 そして、天狗にならずに、周囲の職場のメンバー、家族に感謝して、生きていきたい。
●
 私の誕生日のことを覚えてくれていた皆さんからお祝いの言葉を戴いた。この場を借りて御礼を言いたい。

2008/09/27 (Sat)

グランドの真ん中にある樹齢300年のハルニレ2008:09:27:11:50:51

●
 私の母校真駒内曙中学校のグラウンドのど真ん中に樹齢300年のハルニレが立っている。私が曙中学校の初代学生として通学していたのは、今から38年くらい前だ。
 グラウンドの真ん中に大きな木がある風景というのはまず見たことがないのではないだろうか。グランド全面を使う野球・サッカーの球技では当然大きな障害になる。
 だから、どうして真ん中にハルニレが残ることになったのか。どうして、その後38年間も除かれずに済んだのか不思議でならない。
●
 人が、樹齢300年のハルニレを伐採するという決断をすることを妨げる力がハルニレにあったと思えてくる。樹齢300年ということは、このハルニレは北海道が開拓されるずーっと以前からこの場所に生き続けていたことになる。その歴史に対する尊敬の念が伐採を躊躇させてきたのかもしれない。
●
 札幌は魅力的な都市ナンバーワンに今年も選ばれたそうだ。自然とマッチした景観を大切にする心が、このハルニレに象徴されているように思う。
 最近、これ見よがしの高層マンションが中央区に林立してきた。景観の魅力にかられて購入している人が多いし、パンフレットにも夜景、花火、大通公園の眺望を売りにしているものも多い。しかし、その景観を破壊しているのはマンション自身だということの自覚は全くないようだ。
●
 石山通りから藻岩橋・アイスアリーナの横を通過して、支笏湖方面に向かうことがあったら、是非、アイスアリーナの反対側の中学校のグラウンドに目をとめてもらいたい。そこに、ハルニレがある。
●
 煙山泰子・西川栄明 著・「木育の本」(北海道新聞社刊)が発売された。数ヶ月前、この本の著者の西川さんに取材を受けた。取材の目的は、私の卒業した中学校のグラウンドにあるハルニレについてである。もし、本屋さんで目にしたら是非ハルニレの記事を読んでみて欲しい。そして、興味があったら購入してみてはどうだろうか。

2008/09/26 (Fri)

相続事件に関する当職事務所の方針〜その2〜2008:09:26:23:05:55

英国 221.JPG ●
 相続の種類
 遺言があるかどうかも相続問題では重要な問題だ。
 遺言には、自分でつくる自筆証書遺言、公証人役場で作る公正証書遺言があるが、自筆証書遺言の場合、形式的な不備があり、また、遺言能力に疑問があるなどして、その効力が争われることが多い。後々争われないようにするためには、公正証書遺言が適当だと思われる。但し、料金がかかる。また、さらに、別途料金はかかるが弁護士事務所経由で公正証書遺言を作った方が安全だ。弁護士事務所で作ると、遺言執行者の確保もできるし、遺言の内容についてもじっくり相談にのってもらうことができるからだ。

●
 遺留分減殺請求
 実は、相続人には、遺言でも奪えない遺留分がある。この遺留分が遺言で侵害されていることを知った場合、1年以内に遺留分減殺請求権を行使しなければ、二度とこれを行使することができなくなってしまう。当然相続財産があると思っていたのに、遺言が残っていた、お前には遺産はないと言われてしまうこともあるが、諦めるのはまだ早い。遺留分減殺請求ができるかもしれないのだ。

●
 相続人がいない時はどうしたらいいか。
 遺言もなく、法定相続人もいないということがよくある。この場合の処理はどうなるのか。身よりのいない方に土地を賃借していて家を建てていたのだが、誰も相続人がいない、もしくは、オーバーローンで親族がみんな相続放棄をしてしまって誰にも処理してもらえないケースがある。
 逆に、遠い親戚の高齢者の世話をしているが、法定相続では相続人に含まれていないので、高齢者の方の財産はこのままでは国庫に帰属してしまうってもったいないというケースがある。
 これら場合、相続財産管理人を選任しなければならないことになる。少々お金はかかるがこのいう手続を踏まねば適正な処理はできない。

英国 220.JPG  

2008/09/25 (Thu)

相続事件に関する当職事務所の方針〜その1〜2008:09:25:16:50:14

英国 197.JPG

●
 相続に関する相談の多さ
 相続問題で悩んでいる方は非常に多い。最近当職事務所でも相続に関連した相談が増えている。
 相続の相談の内容は大きく分けて2つの基準で分けられるだろう。
●
 生前の相談か、死後の相談か
 一つは、被相続人(財産を残して亡くなってしまった方)が生きているうちの相談か、亡くなってしまってからの相談かという基準である。
 被相続人が生きているというのも表現としてはおかしいのだが、被相続人になることが予定されている方がまだ死亡していないという言い方だと正確に伝わるだろうか。この場合は、当然、遺言をどう残すのかという相談になる。遺言を残す習慣はなかなか日本には定着しないようだ。無料相談会などでは、遺言は高齢者が身を守る武器であると説明している。遺言の中味は自由に変えることができる。介護をしてくれる子どもに多くの財産を残してあげるということにすれば、いつまでも大切にしてくれるだろう。
 この場合、遺言は、認知症などで意思能力がなくなってしまっては残せないと言うことを知って欲しい。
 遺言を残したいのだが、どのような遺言を残せばいいのか。だれが実行してくれるのか。等について悩んでいる方も多い。
●
 負の遺産か、財産か
 遺産という言葉からは、巨額の富を想像してしまうが、負債も遺産である。うちのお父さんには相続するような財産はないから・・・という言葉をよく耳にするが、借金も本当にないのだろうか。よく調べてみなければならない。家族に内緒で保証人になってしまっているという話はよく聞く。
 負の財産の相続の場合、問題となるのは、相続放棄や法廷単純承認など。相続放棄はよく聞く言葉だが、期間が限定されていることを知らない人が多い。
 相続放棄をするかどうかの熟慮期間3ヶ月を過ぎてからの相談が余りに多い。
 冷たいようだが、人が亡くなったらきちんと弁護士に相談をするというのを鉄則にしてもらい。
●
 このシリーズでは、よくある相談を題材にして、当職事務所の方針を明らかにして行きたい。
 

2008/09/24 (Wed)

説得力ある裁判官・弁護士とは2008:09:24:15:06:13

PICT0243.JPG ●
 裁判官の説得力というは、単に裁判官だというだけでは生まれない。裁判官が権威をもって、当事者を説得するためには、当事者からの尊敬を勝ち得なければならない。裁判官だというだけでは、全く説得力を持たない。
● 
 裁判官の説得力の源泉は、記録を読むことにある。記録を読まずして、事件把握はできない。裁判官が記録を読んでいるかどうかは、その言動ですぐに判る。多数の事件を抱えながら、記録を良く読まれている裁判官には、敬意を表さざるを得ない。裁判官の忙しさは、同じ法曹としてよく判るつもりだ。実際、記録を良く読んだ上での判断は的確なことが多いし、和解にもきちんとした根拠がある。また、記録を良く読む裁判官は裁判官を支える書記官からの信頼、敬意も勝ちうることになるから、その係全体がしまってくる。
●
 おバカ弁護士が増えたと週刊朝日に書かれていたが、多少おばかな弁護士が増えても裁判官がしっかりしていれば何とか訴訟システムは持ちこたえられるが、裁判官の説得力がなくなってしまっては世も末ということになる。
●
 実は、弁護士の説得力も事件の把握力から来ている。事件把握が十分出来ていないと、解決の方向性を誤ってしまうことになる。和解すべき事案で判決を求めて失敗したり、勝訴できるのに低額和解をしてしまったり等である。何でも強き強きで依頼者を焚きつける弁護士が良い弁護士とは言えない。事案に則した解決策があるはずで、それを見極め、依頼者を説得するのが良い弁護士だと思う。
●
 裁判官と弁護士の事件の見方が一致したときには、良い和解ができる。逆に、これが一致しないとなかなか解決しない。
●
 蛇足だが・・・裁判所から見たら、きっと弁護士に言いたいことが山ほどあるだろう。準備書面をもっと早く提出できないのか、もっと的確な尋問が出来ないのか等々。今日のダイアリーはそれを棚に一時上げての議論であるということを付言しておこう。

2008/09/23 (Tue)

江別選手権Cクラス準優勝に輝く2008:09:23:17:29:40

IMG_0131.JPG ●
 江別テニス協会主催のテニス大会が野幌総合運動公園で開催され、パートナーのYさんと一緒に、出場。札幌の市民大会と同じCクラスにエントリーした。
●
 札幌はCクラスが中心だが、江別はBクラスが中心のようで、出場者はBクラスが多く、Cクラスは、15組の参加だった。
● 
 予選は3チームによる総当たりで、1位だけ決勝に行けるのだが、予選は、6-1,6-1で2勝し、決勝へ。出場組が少ないため、すぐに準決勝。ここも6-1で勝利。決勝は、4-5までタイだったが、最後、私のサービスをブレイクされてしまい、4-6で敗退した。
●
 というわけで、準優勝となったわけだが、札幌の市民大会は小さなトロフィーのようなものだが、江別選手権は、賞品が良く、ビール2ダース、お茶やスポーツドリンク5リットル入り1ダース等持ちきれない程の賞品だった。
●
 テニスでこれほど豪華な賞品をもらった経験はなかったので、決勝で敗れたのは残念だったが、正直嬉しい気持ちになった。
●
 先頃行われた法曹テニス団体戦では、2勝1敗とまずまずの成績を収めることができている。
●
 次の目標は、加盟団体戦といわれるもの。札幌テニス協会に登録加盟している団体が一同に介して、カテゴリー別に競う順位戦だ。
 私はナインテンという団体で出場中。一時は6部まで昇格したが、現在は7部に甘んじている。今年は、是非7部優勝を果たして、来期6部昇格をねらっている。
●
 このダイアリーを見てくれている方々にも、加盟団体戦に参加される方が多いのではないだろうか。もし、会場で出会ったら一声かけて下さい。

2008/09/22 (Mon)

土曜日の過ごし方2008:09:22:14:49:44

IMG_0484.JPG ●
 土曜日は、事務所は休みだが、起案をするために職場に出てくることが多い。そんな日は大抵事務所のはす向かいにあるモリヒコ(電車通南向き西12丁目)で、トーストと赤ブドウジュースという遅い昼食を取ることが多い。そして、食後には、マンデリンをカップでいただいている。合計1800円。ちょっと贅沢な昼食なのだが、私にとってはとても大切な時間だ。
●
 コーヒーを飲みながら、私はノートをおもむろに開いて、お気に入りの万年筆を使いながら、来週やらねばならないことを書き綴っていく。書き出してみるとかなりあるものだ。野口式のスケジュール手帳を使ってみたこともあるが、やることがありすぎて収まりきらない。今は、ツバメノートという昔ながらの大学ノート(四冊を一冊にまとめた大型ノート)を愛用して、何でも時系列的に記している。
●
 to-doリストを書き連ねる合間に、思いついたこと、今考えていることなども書いてみることにしている。ノートに書いてみると、客観的に自分自身を見つめることができるものだ。自分が今どこにいてどこに行こうとしているのかつらつら考えてみる時間はあるようで実はないものだ。だから、あえて、そのような時間をつくっている。
●
 喫茶店には一人では入れないという女性の話を聞くが、旅と喫茶店は実は一人で行くものではないかと思ったりしている。
 そういえば、モリヒコには、ノートを開いて何かしら書き綴っている女性が何人も見かける。
●
 モリヒコは、円山にある森彦の姉妹店。学校で使っているような椅子と屋上扇風機が特徴。深煎りのコーヒーが美味しい。私は、マンデリンが好きだが、エスプレッソwithスチームミルクもお勧め。

2008/09/21 (Sun)

当職事務所若手弁護士の活躍2008:09:21:23:38:06

IMG_1760.JPG ●
 本日ホームページを見て相談の申し込みがあった依頼者の方に、若手弁護士と一緒に相談に入ると伝えると、「勤務弁護士さんの内のどの弁護士さんですか」という質問があった。「どの弁護士も皆さんすばらしそうなのでどなたでも大丈夫です」という暖かいお言葉を戴いた。
●
 当職事務所は、いわゆるノキ弁と呼ばれる事務所内自立弁護士雇用体系ではなく、伝統的なイソ弁形式をとっているが、このような形式を取っている事務所では大所帯の部類に入るかもしれない。
 ただ、来る者は拒まずで、どんどん弁護士を増やして行く予定はない。東京の医療事故訴訟で有名なすずかけ法律事務所も弁護士は3名。私も弁護士3名ないし4名という枠の中で、一人一人の弁護士の能力を極限まで高めて事件を処理していきたいと思っている。私が各弁護士の担当する事件を把握できていることが必要とも考えているためだ。
●
 もうすぐ弁護士3年目に入り、脂がのってきた伊藤めぐみ弁護士、弁護士1年目のフレッシュでやる気一杯の柴垣結華弁護士と齋藤健太郎弁護士。3人とも優秀であることは間違いがない。本当に手前味噌というか親ばかではあるが、これだけ優秀な若手弁護士が揃っている事務所は札幌でも当職事務所だけだと思っている。これに経験が加わっていけば鬼に金棒である。その経験の部分は私が補っているつもりだ。
 皆、勉強熱心だし、仕事の処理が丁寧だ。そして何よりまじめに事件に取り組んでいる。自信を持ってお勧めできる弁護士達である。
●
 若手弁護士と仕事をするということは私にとっても勉強になることばかりだ。毎日新しい発見がある。それに、現在は司法修習生とサマークラーク生もいる。まさに、活気に満ちた仕事の現場になっている。私も負けずに毎日早朝から仕事をしている。

 
 

2008/09/20 (Sat)

心のバランス〜人に話を聞いてもらうこと〜2008:09:20:16:05:09

IMG_0398.JPG ●
 幸せの基準について考えたことがあるだろうか。弁護士の仕事をしているとそういうことを考えてしまうことが多い。
 どんなに良い仕事、良い職業についていても、心が満たされていなければ、不幸だし、ぎりぎりの生活をしていても、家族の絆が深ければ幸せといえるだろう。
 十分幸せなのに、人と比べて、果たして自分は幸せかどうかを考え始めて、迷路にはまり込む人もいる。人と比べて自分は不幸だと思う気持ちが、他人への嫉妬、憎悪となり、やがて人を犯罪にまで駆り立てることさえある。
 しかし、現状に満足してしまっていたら、進歩はないとも言える。
● 
 体調が悪いと、この体調さえ戻ってくれたら、贅沢はいわないという気持ちになるが、健康に戻ると煩悩に悩まされることになる。
 人にとって、「不安」とは、行動の原動力になる。明日の生活が不安だから今日頑張るのだろう。しかし、心配しすぎると、バランスを崩してしまう。先々のことを考えるのも大切なことだが、目の前を当面見つめて歩くと言うことも大事だ。
●
 要するに、何事も心のバランスが大切なことなのだろうが、この心のバランスを保つと言うことは結構難しいものだ。
●
 その意味で、信頼できる人に悩みを聞いてもらうことはとても大切だ。心の診療科でもカウンセリングが重要な診療方法と位置づけられているように、人に自分の悩みを聞いてもらうことは限度を超えて重たくなった荷物を他人に少し持ってもらうという感じではないかと思う。弁護士に悩みを聞いてもらうだけで、心の持ちようが変わり、相談終了という方も意外に多いものだ。

2008/09/19 (Fri)

刑務所を出ても・・・再犯率の高さはどうして2008:09:19:21:36:19

IMG_0125.JPG ●
 刑務所を出て数日で窃盗を繰り返してしまう人たちがいる。成人してから私と同じ年齢になるまでを殆ど刑務所で過ごしているという人もいる。実は、こういう人々が非常に多いのである。刑事裁判用語では、前科があることを「マエがある」というが、マエがない刑事事件は少ない。それほど、日本では再犯率が非常に高い。
●
 法務総合研究所のサイトによると以下の通りである。
 ・・・・犯目の罪名別にその後の再犯の有無を見たところ,再犯に及んだ者の比率が最も高かったのは,1犯目の罪名が窃盗の者(44.7%)で,次いで,覚せい剤取締法違反の者(41.6%)でした。これらについては,同一再犯に及んだ者の比率が他の罪名の場合と比べて相当高く,同じ罪名の犯罪を繰り返す傾向が認められ,また,2犯目までの再犯期間が短い傾向も認められました(1年以内の再犯がそれぞれ31.4%と27.3%,2年以内の再犯が50.8%と48.9%)。・・・・
●
 どうしてこういう事が繰り返されるのか。それは刑罰に対する考え方が応報が中心であり、悪いことをやったやつには金を使うべきではないという考え方があるからだろう。刑務所を出ても殆ど所持金を持たず、社会に戻されてしまうと、生きる糧が無く、再度犯罪に手を染めるという繰り返しなのだ。
●
 受刑者に対する教育を施して、再犯者を減らすような努力をしなければ、犯罪は一向に治まらないだろう。いつまでもくさいものには蓋という考え方ではだめだと思うのだ。
●
 何度も窃盗を繰り返す犯罪者を何度刑務所に入れても再び同じ過ちを繰り返してしまう。司法の限界を感じる瞬間だ。
 検察官は証拠として、前回の裁判での刑事被告人がもう二度と過ちは犯しませんという調書を証拠で出してくるが、それは被告人の悪性を立証するものであると当時にわれわれ刑事裁判に携わる者たちの無力さを証明する証拠でもある。

2008/09/18 (Thu)

季節外れの風邪にご用心2008:09:18:20:52:20

英国 105.JPG ●
 どういうわけか今週初めに風邪を引いたらしい。私の風邪は喉がまず痛くなるという特徴があるようだ。早めに病院に駆け込んで薬をもらって飲んでいる。日中は張り詰めているので感じないが、夜自宅に戻るとがっくり来てしまう。
●
 司法研修所の民事弁護教官の清水弁護士が、修習生に対して、切々と話されたことがある。それは、弁護士にとって何が一番大事かという話だった。弁護教官は、「弁護士にとって一番大切なことは」と大きな声で話され、ちょっと間をおいた。クラスの修習生一同は、「勉強です」「判例です」「依頼者です」「くじけない心です」・・という言葉を予想していたが、先生から出てきた次の言葉は、「風邪を引かないことです」という言葉だった。
●
 清水弁護士によると、弁護士にとって一番の大敵は風邪で、風邪で体調を崩すと、期日にも出席できないし、全ての予定が狂うことになり、多方面に迷惑をかけることになるから、絶対に風邪を引かないように、ちょっと熱っぽいなあと思ったらすぐに薬を飲んで早めに寝るというのである。
●
 我々には余りに予想外の言葉だったし、俗っぽい事柄だったので、大笑いをした。何でそんな話をされるのかなあとちょっと小馬鹿にしたような気持ちで聞いたことを覚えてる。
●
 しかし、不思議なもので、今弁護士生活17年を経て、当時の教官陣(検察、民事裁判、刑事裁判、民事弁護、刑事弁護)が研修所で話された言葉で覚えている言葉はこの言葉だけである。
 そして、一番役立っているのもこの言葉である。実際、弁護士人生を歩み出すと、弁護士は風邪では休めないのである。現に、イソ弁時代は休んでしまったが、独立してからの12年間は風邪で事務所を休んだことは一日もないのである。何とか、金曜日まで事務所に出て、土日で治すのである。
●
 修習でお世話になった磯部憲次先生も、修習中、自分は風邪で休んだことは一度もなく、さらに、交通事故の被害にあっても一度も事務所を休んだことがないと誇らしく話されていた。修習中、よく風邪で欠席してので、「磯部先生みたいになれるかなあ。」と不安に思っていたが、実際に独立してみると何とかなるものである。
●
 今、担当する修習生にはこう話すことにしている。「弁護士にとって一番大切なことは風邪を引かないことだ。僕は独立して一度も風邪で休んだ試しはない。君も、弁護士になりたいなら、このことは覚えておいた方が良い。」・・・・・清水先生、貴重なお言葉ありがとうございました。

2008/09/17 (Wed)

敬老の日・・・話題の共有2008:09:17:21:50:42


IMG_0302.JPG ●
 今日は、敬老の日。自分自身まだまだ若いと思っていたが、最近「老い」的なものを感じることが多くなった。よく世間で言われているように体に無理がきかなくなったり、視力が衰えたり等で感じるのだが、私は、人と共通の話題で話せなくなることが一番老いを感じてしまうことのような気がしている。
●
 私の事務所では、昼休み秘書と一緒にそれぞれ用意した食事を、同じテーブルを囲んで食べるのが習慣になっている。その時に語られている話題は大抵ついて行けるのだが、私が持ち出した話題にどの秘書もきょとんとして分かってくれない時がある。秘書の年齢は20代、30代が中心だから、私とは四半世紀くらいの開きがある。
 だから、秘書が生まれていない時代の話題を出しても、私の一人よがりの話になってしまうことは当然なのだが、ついそれを忘れて話をして、そのたびにちょっぴり悲しい思いをしてしまうのだ。
●
 自分の話すことに共感してくれる相手がいること、このことはとても大切なことなのだと思う。
 年を重ねるということは、そのような相手が少なくなっていくということを意味するのだろう。よく、夫婦の片割れに先立たれるとガクッときてしまうという話を聞くが、話をする相手を失うということは非常にショックな出来事だと思うのである。
●
 という事情で、私は依頼者の方とは、共通の話題を見つけて語り合う時間を大切にしている。
 私の父親は酔うと戦時中の話していたし、また、母親はテレビを見ながらよく芸能界の話題をしてくれていた。また、小さいときはテレビっ子だったからテレビからインプットされた情報も多い。結構本も読んでいるし、弁護士になってからの面白い経験もある。だから、話題の広さはこの業界でも広い方だと自負しているので、結構幅広い話題について行けるのだ。
●
 年配の依頼者の方から昔の話を聞くのも大好きだ。特に、昔の札幌の町並みや風習などには大変な興味がある。一生懸命話を聞くと、一生懸命話して下さるものだ。依頼者の方には、人と共通の話題で話ができるという喜びがきっと湧いていると信じている。
●
 人生の先輩を敬うのが敬老の意味だとするならば、先輩が歩いてきた歴史に興味をもって、先輩が話をするのを真剣に聞いてあげるということが一番だと思う次第である。
●
 ちなみに、自分自身の感受性を豊かにして、様々な話題に興味を持つように心がけている。それだと、こちらの話題にはついてきてくれなくても、少なくとも、相手の話題について行けることになるから、共通の話題は存在することになる。それに、そのような努力は前頭葉の刺激となり、老化を防止することにもつながる。
● 
 最後に、話題について行っているかどうかのテストを・・・。
 50才以上のおじさんの方々へ、今話題の「小悪魔ageha」って知っていますか。
 ピンと来た方は、「前頭葉」まだまだ大丈夫です。

2008/09/16 (Tue)

秋の夜長はカーペンターズを聴きながら2008:09:16:13:40:39

PICT0327.JPG ●
 秋分の日も近い。日が落ちるのも早くなってきた。秋の夜長、カーペンターズの曲を聴きながらこのブログを書いている。
●
 中学校時代、突然、ポップスに目覚めたのだが、その頃は、ビートルズが解散し、70年代のポップス全盛期だった。その70年代ポップスの代表がカーペンターズだ。
 super star ,イエスタデイワンスモア、トップオブザワールド、シング等の名曲があり、今でも、様々なコマーシャルソングやドラマでかかっているが、きっと作り手の中心が私の同じ世代なのかもしれない。
●
 カーペンターズ体験は、今は50才になりかけているから、もう40年も前のことだが、今でもカーペンターズは大好きで、特に秋になると聴きたくなる。カーペンターズは兄と妹の兄妹のデュオだが、ボーカルのカレン・カーペンターの歌声がとても心地よく、発音も抜群に綺麗だ。
●
 今聴き直しても良い曲ばかりだが、その中でも、日本では「青春の輝き」というタイトルが付けられている「I know I need to be in love」が抜群に良い。
●
 特にサビの部分の歌詞は泣かせる。不完全な世界に完璧さを求めていることを私は知っているというのは、その後のカレンの生き方を暗示していて意味深い。兄リチャード・カーペンターもカレンの一番好きな歌詞だったとテレビで話していた。

I know I need to be in love
I know I’ve wasted too much time
I know I ask perfection of
A quite imperfect world
And fool enough to thing that’s
What I’ll find

●
 カーペンターズのCDは今でもアマゾンなので買うことができる。CMソングでもかなり使われているので、耳で覚えている方も多いと思う。都会の喧噪から、離れて秋の夜長、カーペンターズを聴きながら一日を終えるというのはどうだろうか。

2008/09/15 (Mon)

最近届いた2通の手紙2008:09:15:13:40:39

PICT0303.JPG

●
 最近、手書きの手紙とはがきが届いた。最近は、電話やメール全盛時代で、手紙もワープロや印刷されたものが多い中で、二人からのものは手書きで丁寧にしたためられていた。その内容がうれしかったので紹介したい。
●
 1通は、昨年エクスターンシップで北海道大学ロースクールから事務所に勉強に来ていたI君からのはがきだった。I君のはがきには、今回見事司法試験に合格できた喜びと感謝の言葉が記されていた。彼が事務所にいたのは5日間だったが、スイスの哲学者で裁判官でもあるヒルティの教えを説いた渡部昇一の本「できる人になる生き方の習慣―スイスの哲人ヒルティが教える97の処世訓」をプレゼントし、これまでの勉強方法を考え直してみてはどうかとアドバイスしたことがある。もし、それが心に残っていてくれて、今回の合格に繋がったとしたら、誠に嬉しい限りである。
 聞けば今回の合格率は北海道大学ロースクール始まって以来最低で、平均を下回ってしまったという。その中で本当によく健闘したと思う。さぞかし、両親も喜ばれていることと思う。彼の今後に期待したい。
●
 もう1通は、交通事故の被害者の女性で、硝子の破片が肩に刺さり混んでしまったが、交通事故の後遺障害には形式的には該当しないことから半分諦めかけていた方からのものだ。最初は兎に角おおげさにしたくないということで、弁護士と会うのさえ躊躇されていたが、最後は、開き直ることができて、当職事務所に訴訟を依頼していただくことが出来た。結果、裁判所に対する訴えが通じて、慰謝料を大幅に増額認定してもらえることができ、保険会社側と円満和解が成立した。
 手紙には、現在は新しい職場で一生懸命働いており、裁判で得た賠償金は今後の後遺障害のケアに回すことができて安心だという内容が記載されていた。
 彼女はとても明るい性格なので、新職場でも周囲に認められて、上手くやっていけると思う。是非、ハンデキャップを乗り越えて、頑張ってもらいたい

 

2008/09/14 (Sun)

新司法試験結果・北大の合格率ランキングは・・・2008:09:14:15:51:20

IMG_0234.JPG ●
 朝日新聞の報道によれば、・・・・法務省は11日、法科大学院(ロースクール)修了者を対象とした08年の「新司法試験」の結果を発表した。3回目の今年は、74校の6261人が受験し、2065人が合格。合格率は33%で前年の40.2%を下回り、2回連続して下がった。3校では合格者がゼロ。法務省が設定した合格者数の目安(2500〜2100人)も下回った。
 「法曹の質の低下」に対する懸念が相次ぐなか、10年までに合格者を毎年3千人に増やす政府の計画をめぐる議論にも影響を与えそうだ。
 大学の法学部で学んだ経験がない人向けの「未修者コース」(3年制)の合格率は前年の32.4%から約10ポイント下がり、22.5%。「既修者コース」(2年制)の44.3%との差が広がり、社会人ら多様な人材を受け入れるという当初の理念から離れていく形になった。
 合格者の年齢は59歳から24歳で、平均は29歳。合格者に占める女性の割合は27.3%だった。・・・とのことである。
●
 質の高い受験生は、定員を満たすだけいなかったということのようである。質の悪い弁護士、裁判官、検察官が一旦世に出回ってしまうと、その先数十年は取り返しの付かない状況に陥ってしまう。権力が与えられる職業につく者にはそれ相応の資質が求められなければならない。
●
 さて、私も関わっている北海道大学ロースクールの合格率だが、平均を下回ってしまって非常に残念な結果になってしまった。受験合格者数ではなく、率が問題なのだが、有名大学を率で検討すると以下のようになる。
 北海道大学ロースクールの合格率はこれまで好成績でトップ10に入っていたのに、残念だ。特に、未修コースと呼ばれている法学部教育を受けずに、ロースクールに入ってきた方々の成績が振るわなかった。
 せめて平均は上回って欲しかった。
 これから、分析が始まるが、是非とも来年捲土重来を期してもらいたい。

 一橋 61%
 慶応 56%
 東京 54%
 神戸 54%
 東北 46%
 京都 41%
 上智 41%
 大阪 38%
早稲田 37%
 九州 36%
名古屋 32%
 明治 31%
北海道 30%
立命館 28%

 

2008/09/13 (Sat)

新相談室完成2008:09:13:00:49:51

IMG_0397.JPG ●
 本日、新しい相談室が完成してオープンした。事務所の入っている一条ビルの5Fに新たにスペースを確保したのだ。
 これで、相談スペースは待合室を含めて4箇所となり、弁護士4名が同時に相談を受け持っても部屋が重複して相談が出来ないという状態はめでたく解消されることとなった。
●
 新しい部屋は、明るいピンクの色調のカーペットが敷き詰められており、明るい。
 コピー機やプリンターもあり、パソコンもネットにつなげられるので、相談室の機能としては十分だ。
 可動式で、1つの大相談室にもなるし、小相談室が2つという状態にもなる。
●
 事務所とワンフロアー違うので少々不便ではあるが、静かで集中力が増すことは間違いがないといえるだろう。
●
 靴を脱いで、利用していただくことになるのは、クライアントの方に申し訳ないのだが、長く新しく、気持ちよい状態で部屋を使いたいので、是非ご協力願いたいと思っている。
 靴を脱ぐとリラックスできるという感想を持つ人が多く、意外に好評なのだ。部屋に入ったら靴を脱ぐというのは日本の伝統だからかもしれない。

2008/09/12 (Fri)

当職事務所サマークラーク「N君」合格おめでとう。2008:09:12:16:48:14

IMG_0329.JPG

● 
 昨日午後4時から新司法試験の合格発表があった。私の事務所では秘書のIさんが写メールで合格者氏名が発表される検察庁前の掲示板を撮影して送ってくれていち早く情報を入手。30分遅れでホームページに掲載されてどきどきしているN君に電話して、合格を伝えた。N君は、当職事務所でサマークラークとして働いてくれていたロースクール卒業生だ。乙部町出身で北海道大学法科大学院で私の授業の受講者でもある。
●
 N君のみならず、N君の家族も本当に喜んでいたに違いない。乙部町のお父上は、時々私のウェブサイトを見てくださっているそうだが、ほっとされていることだろう。私も、事務所の一員として働いてくれていたN君の様子を見て、実力的には既に修習生と変わらないと思っていたので、多分合格するだろうとは思っていたが、試験だけは水物だから分からない。合格してくれていて私もほっとしている。
●
 サマークラークとして働いた3ヶ月間の仕事は、これからのN君の修習に絶対役立つと思う。仮に、不合格になったとしても、実務家の考え方を知った以上、来年は絶対に合格すると確信していたのだが、合格して本当に良かった。
 前期修習のない新修習では、修習開始までどのような勉強をするかが大切だと言われている。実務を知った上で、修習地に行くのと、実務を知らずに修習を開始するのでは雲泥の差がある。
●
 しかし、合格はスタートであって、ゴールではない。二回試験という壁もある。是非、精進を重ねていって欲しい。期待している。
●
 また、私の出身事務所である中山博之法律事務所でサマークラークをしていたT君、昨年エクスターンシップで事務所に来ていたI君も合格していた。皆さん、合格おめでとう。
●
 北海道大学ロースクール卒業者の合格者が大幅ダウンしたという噂を耳にしている。私の授業を取ってくれていた卒業生の一人からは丁寧に、不合格となってしまったこと及び来年がんばりたいということを伝えるメールが届いた。結果を真摯に見つめる気持ちがあれば、大丈夫だ。彼女には、捲土重来を期待している。

2008/09/11 (Thu)

訴訟記録増量とIT機器の発達2008:09:11:07:23:31

英国 160.JPG ●
 訴訟記録が年々大部になってきている。
 昔は手書きのカーボンコピーや和文タイプだったので、買い直しが大変だった。
 このため、弁護士の文書は簡潔を旨としていた。
 証拠文書も、コピー機がないので、手書きで写すという時代だったそうだ。だから、証拠の提出も必要最小限のものに限定されていた。
●
 近年はコピー機の発達、パソコンの普及で、状況は一変したようだ。
 準備書面はコピーアンドペースト等でいろいろな文書を引用できるようになった。書き進める順番を気にせず、どんどん書いていって、後からまとめられるようになった。訂正が簡単なので、思いつくままに書いてあとから訂正ということができるようになった。等々。
 しかし、便利な反面準備書面の分量が非常に増えた。
 証拠も必要と思われるものはどんどんコピーして提出するようになった。
●
 だから、訴訟記録の量が非常に増えた。また、コピーに耐えられる厚さの紙を準備書面とするため、記録が重たくもなった。以前は非常に薄い紙が使われていた。
●
 最近は、小説やシナリオもパソコンで作成される時代のようだが、そのため作品が冗長になって、名作が生まれないという指摘をする向きもあるようだが、準備書面も同じだ。推敲に推敲を重ねて、重要な事柄を書き連ねていった準備書面の方が当然ながら読み手に与えるインパクトも大きい。
 刑事弁護の第一人者のM先生(現在はH大学法科大学院教授)の文書は説得力があることで定評があるが、札幌で弁護士をされていた時代、パソコンが主流になっても、刑事関係の書面を手書して、それを秘書にワープロしてもらっていたと記憶している。手書をする前に、構想を練り、前後を確認しつつ書き進めていたそうだ。
●
 もう、手書きの世界には戻れないが、簡をして要を得た文書には心がけたいものだ。言うは易く行うは難しだが・・・・。

2008/09/10 (Wed)

扇子と風呂敷~弁護士の持ち物~2008:09:10:10:36:52

IMG_0226.JPG ●
 弁護士の夏の携帯品の一つに扇子がある。扇子を持っている職業といえば、棋士が一番に思いつくだろうが、弁護士も扇子を持ち歩いている職業の一つだろう。ただ、持ち歩いている弁護士が比較的多いという程度で絶対量が多いわけではないが、持っている割合は他の職種の方々から見ると多い方だと思う。
●
 実は私も扇子の愛用者だ。扇子は団扇と違って、携帯に便利だし、巻き起こる風の量も多いし、柔らかい風がくる。最近の裁判所やお役所は、地球温暖化対策のため、温度を28度程度に設定しているため、涼しい札幌では、外気温より裁判所内の気温の方がかなり高く、湿度もあるので、いつも閉口している。そんなとき、扇子は不快感を取り去るのに、とても役立つのだ。
 また、礼儀作法上も、裁判所で、企業マークやキャラクターの着いた団扇をおもむろに出すというのも、場違いといえるだろう。その点、扇子は上品で、失礼な感じがしない。
●
 先日まで、家内のかってくれた青い扇子をずっと使っていたが、ここ数年で扇ぎすぎてだめにしてしまったので、お盆に京都に行った際、扇子専門店で香りが良く、絵柄の良いものを買い求めてきた。
●
 弁護士の間では、風呂敷も活躍している。記録を包んででかける時にとても便利だ。昔は多くの弁護士が風呂敷をつかって、裁判記録をもって裁判所にでかけたものだ。今でも風呂敷を愛用している人が多いように思う。裁判官の方は、弁護士以上に風呂敷を使う方が多いように思う。記録を自宅に持ち帰る時だと思うが、風呂敷にたくさんの記録を詰めて歩いておられる姿を良く見かける。
●
 風呂敷に扇子。法曹関係の仕事には、ノスタルジックなアイテムがよく似合う。

2008/09/09 (Tue)

予備検体を調べてもらえますか。2008:09:09:23:38:29

IMG_0363.JPG ●
 報道によると・・・・日本相撲協会再発防止検討委員会は、露鵬と白露山が大麻を吸った疑いが極めて強いと判断したとのことである。ドーピング(禁止薬物使用)検査専門機関の精密分析で出た尿中の大麻成分濃度は、自分で吸引したと判断される基準値の露鵬が5倍、白露山が10倍。この結果、「自分で吸ったと判断せざるを得ない」ということのようだ。・・・
●
 検査専門機関のホームページには、検査の手順が記載されている。その手順はこうだ。
1 採尿では同性の監視のもとに一次検査用の「A検体」、保管用の「B検体」を各々所定量採取(B検体は一次検査でドーピングの疑いが生じた場合の再検査に使用します)。 尿容器はさらに別容器に入れて二重とし、シールで封印される。
2 検査の結果ドーピング物質が検出された場合、別の分析担当者が同一検体を再度分析し、その結果が初回時と一致するれば、反応ありと判断される。
3 医事委員会で再分析が必要と判断された場合、選手関係者、委員会関係者、検査責任者の立会のもとに、封印・保管しておいたB検体を用いて確認試験が実施される。
●
 このように正式なドーピング検査では、尿を全量消費することはない。予備検体を、選手から異議が出たときのために保存している。
●
 ところが、覚せい剤取締法違反の刑事事件では尿は検査のため全量消費が原則とされている。だから、もし、尿を採取されて覚せい剤反応が出たと言われても、予備検体と調べてもらえますかとは、被疑者は言いたくても言えないのである。
 オリンピックのドーピングによるメダルの剥奪と、刑事責任のどちらが厳密さを要求されるかと言えば、刑事責任の方であるが、その検査は実はドーピングの方が厳密なのである。
●
 尿の取り違えはなかったのか、検査方法に間違いがなかったのかは、被疑者は争えないのである。本当にこれでいいのであろうか。
 日本では後から検証したくても記録を保存しておらず検証できないということが多い。構造計算書しかり、教員試験テスト結果しかり。柔道代表の選考手続しかり。どうしてなのか。それは日本では適性手続の保障の考えが不足しているからではないだろうか。適性手続の保障は憲法で保障されている大事な原則である。もっと、手続の透明性、公平性などについて考えてみてはどうだろうか。
 ハリウッド映画のダーティハリーを見ても分かるとおり、取り調べ過程に不適正があれば、証拠から排除され、有罪判決は下されない。一方、日本では殆ど結果オーライだ。どんな取り調べでも真実が発見された場合には何でも許されることになりがちだ。

2008/09/08 (Mon)

お話をしただけでお金を取られるのではないですか。2008:09:08:06:51:39

IMG_0313.JPG ●
 ウェブサイトをみてお電話をくださった方とはまずお電話でお話をさせていただいている。その上で、面談の必要があるものは面談予約を入れていただき、不必要な場合には簡単なアドバイスをさせていただいている。
●
 ところで、先日、お電話でお話をした方に、「お電話でお話をしただけでお金がかかるのではないですか。」と尋ねられた。私が無料で結構ですよとお話しすると、非常に感謝された。
 何度か法律事務所に電話したところ、「電話相談には応じられません。面談相談の予約を入れて下さい。法律相談は有料です。」と言われたというのである。
●
 確かに、これまでの法律事務所はある意味閉ざされていた面がある。電話帳に番号を載せていても、ご紹介者がなければ相談できないとか、電話での相談は承れないとかである。ところが、当職事務所の場合には、ホームページを公開しているため、そのホームページを見て電話を下さった方に対して、お話を聞けませんという態度をとることはできないと考えている。
●
 だから、ウェブサイトを見てお電話を下さった方には、直接私がお電話を差し上げている。ウェブサイトを見てくださって電話を戴いたと分かった後の第一声は、「お電話いただき、ありがとうございます。」と自然になってしまう。ブログ等を通じて発信しているメッセージが届いたことを確認できる瞬間は、喜びの瞬間でもある。
●
 かつて、ウェブサイトを見てお電話を下さる方々の殆どが、雲を掴むような相談内容の方が多かったが、最近は、真剣な相談事が大半であり、不真面目な相談はほとんど無い。そして、記事の内容を良く読んで私の事務所の特徴、方針を確認して依頼をしたいと本気で思ってお電話を下さる方が増えてきた。
●
 もちろん、電話でまずお話を伺った段階で、裁判での実現が難しいケースや法律を誤解されている方もいらっしゃるので、その時は電話での簡単なアドバイスで終了している。むろん、お金はもらっていない。
●
 電話の相談の最中つい興奮して話してしまうこともあるが、決して怒っているのわけではなく、どうしてもっと早くに弁護士に相談しないのか。弁護士を頼むことがそんなにリスキーなことと思われているのかと悔しい気持ちになるからだ。本当に、弁護士を頼むべき事案なのに、弁護士費用が高いからと言って相談なしに誤った道に進んでいる人がどれほど多いことか。本当にいつも残念に思っている。

2008/09/07 (Sun)

人に言えない悩み2008:09:07:06:50:14

IMG_0230.JPG ●
 サミーズダイアリーを、懇意にしていただいている札幌美容形成外科の本間賢一先生が、院長の日記(http://s-bi.com/wp_diary/)の中で取り上げてくださったようである。
 実は、気まぐれだったサミーズダイアリーの更新を、一念発起、毎日心がけるようになったのは、本間先生のブログを拝見させていただいてからである。
 日々のブログで、嘘ばかりを語ることは難しい。ブログを読むことで、発信者の人格をおおよそつかむことができる。だから、ブログを十分見てきてくださるクライアントの方とのコミュニケーションは、何の予備知識もなく初めて面談する場合よりも上手くできると感じている。
 美容形成をするかどうかの決断をするためには、インフォームドコンセントが極めて重要であるが、本間先生はその予備知識をブログを通じて供給しておられるのだろう。
●
 本間先生がブログで私のブログを紹介してくださった内容は以下の通りである。

●
 8月23日の日記の抜粋から・・・・・

      ■         ■
 医師とか弁護士は、
 誰もが、一度は憧れる(あこがれる)
 職業だと思います。
 医師や弁護士になるには、
 他人が遊んでいる
 10代~20代前半の時期に
 必死に勉強しなくては試験をパスできません。
 そして、
 実際に医師や弁護士になっても、
 毎日、勉強して、
 常に最新の知識を身につけなければなりません。
 決して楽な職業ではありません。
      ■         ■
 高橋先生も
 毎日ブログを更新なさっていらっしゃいます。
 私も愛読者の一人です。
 毎日更新する日記にウソは書けません。
 よい事ばかりも書けません。
 医師も弁護士も
 困っている人を助ける職業です。
 私は、高橋先生のHPに出会って、
 本当にラッキーだったと感謝しています。
 私も
 一人でも多く、
 困って…
 『人に言えない悩み』
 を抱えている方の
 力になりたいと思って
 毎日仕事をしています。

2008/09/06 (Sat)

物足りなかった藤田嗣治展2008:09:06:06:50:55

PICT0064.JPG ●
 先日、近代美術館で開催されていた藤田嗣治展を観に行った。近代美術館は、北海道の画家達の特集で、豊島輝彦画伯や神田日勝画伯の絵が展示されているのを観に行って以来だから久しぶりになる。神田日勝画伯の作品は遺作となった馬の作品や一人裸電球の下で膝を抱えている絵が有名だが、これらの作品は圧倒的な迫力を放っていたことを鮮明に記憶している。豊島輝彦画伯の絵は廃船というタイトルの絵が展示されていたが、同画伯の作品(静物画)は、縁あって事務所の執務室に飾られている。
●
 さて、藤田嗣治画伯の展示だが、猫を抱いた自画像や擬人化したような「猫」の「争闘」を直にみられたのは大変良かったのだが、同画伯が戦後パリに行ってしまったのかについて全く解説されておらず、大いに物足りなさを感じた。時代を追って作品が展示されているが、戦中戦後の記述がそっくり飛んでしまっているのだ。自宅には同画伯の作品集があるが、作品はもっとあるはずなのだが、数も少なかった。今回は余り集まらなかったのではないだろうか。このあたりにも物足りなさを感じた。
●
 フランスに行って時代の寵児になり、日本に戻ってきて戦争に巻き込まれ戦争画を書くこととなり、戦後、引責をさせられるようにして、パリに旅立ち、日本の国籍を放棄し、その後一度も日本の土を踏もうとしなかった。そのことを知りつつ、作品を読むとまた作品が違って見えるのだが・・・。
●
 藤田嗣治は忘れ去られた画家なのだ。その画家が今注目を集めているから、時代というのは不思議なものである。
 それでも藤田作品は、戦前は大いに評価されていたが、ゴッホは生前は一枚も絵が売れなかった程評価されていなかった。美術館に行くと、ゴッホの作品からは異彩が光って、圧倒的な力を感じる。どうして、この作品達が売れなかったのか、不思議でたまらなくなるのだが・・・・。

2008/09/05 (Fri)

離婚訴訟に関する当職事務所の方針~その1~2008:09:05:15:38:02

●
 婚姻制度があるかぎり、離婚問題は絶えない。離婚問題は古くて新しい問題だ。離婚訴訟はどの弁護士でもできるが、しかし、どの弁護士がやっても同じ結論になるとは限らない。
●
 離婚問題の解決方法に正解というものはない。離婚問題は依頼者の生き方の問題でもある。それまでの人間関係を断ち切って、新しい生活を始めるべきなのか、徹底的に夫婦関係維持にこだわるべきなのか。子どもを養育すべきなのか、相手方に預けるべきなのか。自分自身で選択すべき事柄はたくさんある。
●
 離婚問題を複雑化する要素として、大きなものが3つある。一つは、親権の問題だ。親権者の資格を夫と妻のどちらがとるのかという問題だ。ハリウッド映画「ミセスダウト」では、ロビン・ウィリアムスが演じている主人公は子どもと暮らせないとだめになってしまう性格だ。だから、何とか子ども達と会うために、お手伝いに女装して別居中の家族に入り込むという設定だ。そうまでして、アメリカでは子どもに執着するものなのかと思っていたのだが、それが良い悪いという評価は別にして、最近、日本でもどうしても親権にこだわるという男性が急激に増えている。
●
 もう一つの要素は、借金。特に住宅ローンの問題である。夫婦で形成した財産は離婚後分与することになるが、財産にはプラス財産だけではなくマイナス財産も含まれる。このことを忘れがちなカップルが多い。このため、一緒に住まなくなった住居のローンを誰がどのように支払っていくのかという深刻な問題に気がついていないケースも多い。
●
 さらにもう一つの要素は、不貞の問題だ。不貞の代償は大きく、不貞相手の異性も損害賠償義務を負う。但し、不貞の場合、判例によって、婚姻関係が破綻してからの不貞については慰謝料の対象とならないとされているため、不貞と婚姻破綻の前後関係が厳しく争われれることになる。
●
 上記3つの要素のうち、1つでも2つでも、あるようなら是非弁護士をパートナーとして依頼すべきだと思う。一人で悩んでいても良い知恵は浮かんでこないし、重要な決断を誤ってしまうおそれがある。

2008/09/04 (Thu)

交通事故賠償事件に関する当職事務所の方針〜番外編〜弁護士費用特約2008:09:04:13:57:45

IMG_0352.JPG

●
 交通事故で最近オプションで付けられることが多くなっているのが、弁護士費用特約である。これは、交通事故被害に遭った場合に、弁護士を依頼して請求をしようとする場合、弁護士費用を保険会社が負担してくれるシステムである。
●
 交通事故の損保契約を締結する際、様々なオプションがパックになっており、保険会社のお勧めどおりで、自分で積極的にオプションの取捨選択をしないという皆さんが多いのではないだろうか。このため、弁護士費用特約を付けているにもかかわらず知らないでいたり、逆に、オプションとして当然入っていると思ったのに、実際には入っていないということがある。
●
 弁護士費用特約を用いて弁護士を依頼する場合、弁護士の人的範囲に制約はないから、自分で弁護士を選ぶことができる。Aという保険会社と損保契約を結んでいるから、必ず、A保険会社の顧問弁護士に依頼しなければならないということはない。
●
 交通事故被害にあったら、保険会社が何でもしてくれるだろう、黙っていても十分な補償がなされるだろうと考えるのは大きな間違いである。被害者はオールマイティではない。民法の大原則は、被害者が加害者に対して請求するということであり、賠償額に不満があると言っているだけでは何ら解決せず、自ら請求権を実現しようとしないと満足はえられない。
●
 このことをわかっていないで空回りしている被害者の方が多い。自分は被害者である、全てやっもらって当然、当たり前だという感情によって、冷静な判断力を失ってしまうことも多いようだ。被害者であっても、十分な賠償を求めようとするならば、自ら弁護士を付けなければならない。
●
 ところが、現在の保険では、加害者の方にはすぐ弁護士がつくが、被害者の方には弁護士はつかずに、自分で選任しなければならないし、弁護士費用も負担しなければならない状況だ。その不公平な状況を打破するのが、この弁護士費用特約だ。
●
 もし、保険解約の更新時期を迎えていらっしゃる方がいたら、是非、チェックしてみてはどうだろうか。

2008/09/03 (Wed)

錦織選手の快進撃はベスト16まで2008:09:03:13:42:22

IMG_0124.JPG

●
 火曜日の朝、WOWOWの生中継を第二セットの途中まで見て事務所に出かけた。その時点で錦織選手はリードを許していた。多分、逆転はないだろなと思っていたら、案の定、ネットでライブ中継を見ていたらストレートで敗れてしまった。相手のデル・ポトロ選手(アルゼンチン)は、ツアーの先輩であり、かつ、夏に入ってぐーんと力を付けてきた選手で、ATPツアー大会4連続優勝中の選手で、絶好調。特に、サーブ・ストロークは速かった。しかし、錦織選手もリターンゲームが得意だけあって、ものすごい反応で時折すばらしい切り替えをしていたが、終始指導権をとられてしまっていた。メンタル面で相当疲れが出たのではないだろうか。
●
 ベスト16止まりだったのは残念だったが、錦織選手のテニスには本当に光るものがあった。生でナダルのテニスを見たとき、衝撃を受けたのは、プロテニスに徹しているということである。とにかく、格好いいのだ。打ち方、ガッツポーズ、ダッシュ・・・・観客を十分意識している。錦織選手も、エアーKと呼ばれているように、とにかくショットが格好いい。自分のスタイルを持っている。展開の速さも群を抜いている。
●
 今までの日本人選手は守備的で、しのいでしのいで、相手のミスを誘うというテニスだったが、錦織選手は極めて攻撃的だ。世界に通用した伊達公子選手のライジングショットと同様、錦織選手の速い展開は大きな武器になっている。松岡修造並みのサーブ力を身につけていけば、トップ10を十分ねらえると思う。
●
 日本人には欧米選手のようなテニスは無理だという観念にとらわれず、自分自身に限界を作らずに、チャレンジし続けた錦織選手には頭が下がる。
●
 ナダルやフェデラーは20才前後でビッグプレーヤーになっていっている。ここ数年の過ごし方が将来を決める。是非、精進して活躍してもらいたい。
●
 錦織選手の活躍で、四大テニス大会がますます楽しみになってきた。ちなみに、四大大会のスコアは大会ウェブサイトの生でチェックできる。なお、ライブ中継の際、錦織選手の顔写真がなかった。100位以下の選手のライブ中継があると思わなかったのだろう。

2008/09/02 (Tue)

上田桃子選手(女子ゴルフ選手)と盲導犬2008:09:02:06:55:52

PICT0255.JPG

●
 報道によると、女子ゴルフの上田桃子選手が、ゴルフ場で行われた盲導犬育成支援チャリティー中、犬が逃げ出し、捕まえようとした上田選手の左手中指のつめがリードにひっかかり、つめの一部がはがれて血が流れる事故が起きた。盲導犬協会のPR犬・2頭が見守る中、ティーグラウンドでドライバーショットをさく裂させていたが、ドライバーの打球音に犬が怖がって不安定になり、途中でいきなり走りだしたため、慌てた上田選手がリードを持とうとした瞬間、つめが引っかかりはがれてしまったということである。
●
 テレビ報道でもやっていたので見たが、事故の前、犬の目の前で激しい金属音を立てるドライバーショットを何度も打っていた。犬の聴力を考えれば、犬の感じていたストレスはものすごいものがあったと思われる。人で例えるならば、耳元で大声を何度も大声を上げられるようなもの。刑法で言えば暴行罪に該当するという行為だ。盲導犬として採用されなかった犬かどうかに関わりなく、犬にかかったストレスはものすごかったと思う。
●
 この事件、上田選手はこの試合に欠場したが、自分の不注意だとコメントしており、チャリティーを主催した側に責任を追及しようとはしていない。爪の回復には時間がかかると思われる。
 しかし、上田選手がその気になれば、極めて高額な損害賠償訴訟を提起できるのではないかと思われるがどうだろうか。この案件で上田選手の選手の成績が落ち込むことだって考えられる。上田選手の実力からすれば、爪を剥がさなければ得られたであろう賞品やスポンサー料は大変高額なものになるはずである。
●
 動物がらみの事件というと、牧場で競走馬を驚かせてケガをさせてしまったという案件で驚かせた方に賠償責任が認められたという事件、散歩させていた犬が少女の指に噛んでケガをさせてしまったという事件もあった。最近では、大量に飼っていた毒蛇が隣の部屋に侵入し、その住人が噛まれて、甚大な被害を受けたという事件もあった。
●
 動物を管理する者の責任は、民法第718条に「動物の占有者は、その動物が他人に加えた損害を賠償する責任を負う。但し、動物の種類及び性質に従い相当の注意をもってその管理をしたときはこの限りでない。」と定められており、責任が原則として認められるという厳しい内容となっている。
 ペットを飼っている方は要注意である。

2008/09/01 (Mon)

錦織選手の快進撃・全米オープンテニス2008:09:01:10:41:25

IMG_1794.JPG

●
 全米オープンの錦織選手の全米オープンテニスに注目しています。すばらしいの一言。ショットの切れがすばらしいし、観ていてどのようなショット繰り出すのかわくわくする感じです。ジャックナイフと呼ばれるジャンピングフォアハンドストロークなどまさに見せるテニスです。
●
 特に、3回戦の世界ランキング4位で第4シードのスペインのフェレールとの試合はすごかった。第一セット、第二セットの試合運びは圧巻。ここまでのテニスがいつも出来たら、すぐにトップ10入りでしょう。兎に角、攻撃的です。守って守って、繋いで繋いで、という従前のテニスとは全く違います。特に、フォアハンドストロークはスイングが速いため、どこに打つか最後までわからないので、良く決まるようです。
●
 ナダルのテニスもそうですが、見ていて本当に面白いテニスです。必ずや欧米で人気を得ることは間違いありません。今回はホームグランドと同じハードコートのサーフェイスだけにやってくれるものと思っていました。
● 
 錦織選手はフロックで勝ったとは全く思えません。今年行われたアルトワ選手権で対戦したナダルは、錦織選手のテニスは必ずトップテンに入るテニスだと断言していました。ウィンブルドンはバックのスライス練習のやり過ぎで腹肉の肉離れを起こしましたが、スライスを鍛えたことでかなり余裕がでてきたと思います。
●
 次勝てば、松岡修造以来の四大大会ベスト8入りです。次の選手はトップ20の選手のようですが、フェレールよりは弱いと思います。是非、勝利を期待したいと思います。
●
 WOWOWと契約していないため錦織選手のテニスを観たことがないという人が多いのは残念。テニス好きなら是非WOWOWと契約することをお勧めします。私もテニスを観たいというという一新でWOWOWと契約しています。
今年からウィンブルドンまでカバーしています。ケーブルテレビが入っている地区なら、ケーブルテレビでWOWOWを観ても良いと思います。
 お勧めです。

Copyright(c) 2006 Takahashi Satoru Law Office. All rights reserved.