Sammy'sダイアリー

TOP > Sammy'sダイアリー > 訴訟記録増量とIT機器の発達

2008/09/11 (Thu)

訴訟記録増量とIT機器の発達

英国 160.JPG
 訴訟記録が年々大部になってきている。
 昔は手書きのカーボンコピーや和文タイプだったので、買い直しが大変だった。
 このため、弁護士の文書は簡潔を旨としていた。
 証拠文書も、コピー機がないので、手書きで写すという時代だったそうだ。だから、証拠の提出も必要最小限のものに限定されていた。

 近年はコピー機の発達、パソコンの普及で、状況は一変したようだ。
 準備書面はコピーアンドペースト等でいろいろな文書を引用できるようになった。書き進める順番を気にせず、どんどん書いていって、後からまとめられるようになった。訂正が簡単なので、思いつくままに書いてあとから訂正ということができるようになった。等々。
 しかし、便利な反面準備書面の分量が非常に増えた。
 証拠も必要と思われるものはどんどんコピーして提出するようになった。

 だから、訴訟記録の量が非常に増えた。また、コピーに耐えられる厚さの紙を準備書面とするため、記録が重たくもなった。以前は非常に薄い紙が使われていた。

 最近は、小説やシナリオもパソコンで作成される時代のようだが、そのため作品が冗長になって、名作が生まれないという指摘をする向きもあるようだが、準備書面も同じだ。推敲に推敲を重ねて、重要な事柄を書き連ねていった準備書面の方が当然ながら読み手に与えるインパクトも大きい。
 刑事弁護の第一人者のM先生(現在はH大学法科大学院教授)の文書は説得力があることで定評があるが、札幌で弁護士をされていた時代、パソコンが主流になっても、刑事関係の書面を手書して、それを秘書にワープロしてもらっていたと記憶している。手書をする前に、構想を練り、前後を確認しつつ書き進めていたそうだ。

 もう、手書きの世界には戻れないが、簡をして要を得た文書には心がけたいものだ。言うは易く行うは難しだが・・・・。

ページ上部へ戻る

【札幌の弁護士 高橋智法律事務所 取扱事件】

  • 医療事故・医療過誤(患者側)
  • 交通事故(人身・物損・加害者側・被害者側両方)
  • 離婚・相続問題
  • 債務整理問題
  • 欠陥住宅・建築瑕疵問題

一般民事事件全般

  • 任意整理
  • 過払い問題
  • 過払金請求
  • 個人再生
  • 自己破産
  • 遺産分割
  • 成年後見人申立
  • 失踪宣告
  • 各種事故に伴う慰謝料等損害賠償
  • 養育費請求
  • 夫婦関係調整
  • 不動産関係トラブル
  • 貸金請求
  • 企業承継問題
  • 仮差押事件
  • 著作権・特許などの知的財産関係
  • 私選の刑事事件