2008/09/18 (Thu)
季節外れの風邪にご用心2008:09:18:20:52:20
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どういうわけか今週初めに風邪を引いたらしい。私の風邪は喉がまず痛くなるという特徴があるようだ。早めに病院に駆け込んで薬をもらって飲んでいる。日中は張り詰めているので感じないが、夜自宅に戻るとがっくり来てしまう。
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司法研修所の民事弁護教官の清水弁護士が、修習生に対して、切々と話されたことがある。それは、弁護士にとって何が一番大事かという話だった。弁護教官は、「弁護士にとって一番大切なことは」と大きな声で話され、ちょっと間をおいた。クラスの修習生一同は、「勉強です」「判例です」「依頼者です」「くじけない心です」・・という言葉を予想していたが、先生から出てきた次の言葉は、「風邪を引かないことです」という言葉だった。
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清水弁護士によると、弁護士にとって一番の大敵は風邪で、風邪で体調を崩すと、期日にも出席できないし、全ての予定が狂うことになり、多方面に迷惑をかけることになるから、絶対に風邪を引かないように、ちょっと熱っぽいなあと思ったらすぐに薬を飲んで早めに寝るというのである。
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我々には余りに予想外の言葉だったし、俗っぽい事柄だったので、大笑いをした。何でそんな話をされるのかなあとちょっと小馬鹿にしたような気持ちで聞いたことを覚えてる。
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しかし、不思議なもので、今弁護士生活17年を経て、当時の教官陣(検察、民事裁判、刑事裁判、民事弁護、刑事弁護)が研修所で話された言葉で覚えている言葉はこの言葉だけである。
そして、一番役立っているのもこの言葉である。実際、弁護士人生を歩み出すと、弁護士は風邪では休めないのである。現に、イソ弁時代は休んでしまったが、独立してからの12年間は風邪で事務所を休んだことは一日もないのである。何とか、金曜日まで事務所に出て、土日で治すのである。
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修習でお世話になった磯部憲次先生も、修習中、自分は風邪で休んだことは一度もなく、さらに、交通事故の被害にあっても一度も事務所を休んだことがないと誇らしく話されていた。修習中、よく風邪で欠席してので、「磯部先生みたいになれるかなあ。」と不安に思っていたが、実際に独立してみると何とかなるものである。
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今、担当する修習生にはこう話すことにしている。「弁護士にとって一番大切なことは風邪を引かないことだ。僕は独立して一度も風邪で休んだ試しはない。君も、弁護士になりたいなら、このことは覚えておいた方が良い。」・・・・・清水先生、貴重なお言葉ありがとうございました。

