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2008/09/19 (Fri)

刑務所を出ても・・・再犯率の高さはどうして

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 刑務所を出て数日で窃盗を繰り返してしまう人たちがいる。成人してから私と同じ年齢になるまでを殆ど刑務所で過ごしているという人もいる。実は、こういう人々が非常に多いのである。刑事裁判用語では、前科があることを「マエがある」というが、マエがない刑事事件は少ない。それほど、日本では再犯率が非常に高い。

 法務総合研究所のサイトによると以下の通りである。
 ・・・・犯目の罪名別にその後の再犯の有無を見たところ,再犯に及んだ者の比率が最も高かったのは,1犯目の罪名が窃盗の者(44.7%)で,次いで,覚せい剤取締法違反の者(41.6%)でした。これらについては,同一再犯に及んだ者の比率が他の罪名の場合と比べて相当高く,同じ罪名の犯罪を繰り返す傾向が認められ,また,2犯目までの再犯期間が短い傾向も認められました(1年以内の再犯がそれぞれ31.4%と27.3%,2年以内の再犯が50.8%と48.9%)。・・・・

 どうしてこういう事が繰り返されるのか。それは刑罰に対する考え方が応報が中心であり、悪いことをやったやつには金を使うべきではないという考え方があるからだろう。刑務所を出ても殆ど所持金を持たず、社会に戻されてしまうと、生きる糧が無く、再度犯罪に手を染めるという繰り返しなのだ。

 受刑者に対する教育を施して、再犯者を減らすような努力をしなければ、犯罪は一向に治まらないだろう。いつまでもくさいものには蓋という考え方ではだめだと思うのだ。

 何度も窃盗を繰り返す犯罪者を何度刑務所に入れても再び同じ過ちを繰り返してしまう。司法の限界を感じる瞬間だ。
 検察官は証拠として、前回の裁判での刑事被告人がもう二度と過ちは犯しませんという調書を証拠で出してくるが、それは被告人の悪性を立証するものであると当時にわれわれ刑事裁判に携わる者たちの無力さを証明する証拠でもある。

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