2008/09/24 (Wed)
説得力ある裁判官・弁護士とは2008:09:24:15:06:13
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裁判官の説得力というは、単に裁判官だというだけでは生まれない。裁判官が権威をもって、当事者を説得するためには、当事者からの尊敬を勝ち得なければならない。裁判官だというだけでは、全く説得力を持たない。
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裁判官の説得力の源泉は、記録を読むことにある。記録を読まずして、事件把握はできない。裁判官が記録を読んでいるかどうかは、その言動ですぐに判る。多数の事件を抱えながら、記録を良く読まれている裁判官には、敬意を表さざるを得ない。裁判官の忙しさは、同じ法曹としてよく判るつもりだ。実際、記録を良く読んだ上での判断は的確なことが多いし、和解にもきちんとした根拠がある。また、記録を良く読む裁判官は裁判官を支える書記官からの信頼、敬意も勝ちうることになるから、その係全体がしまってくる。
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おバカ弁護士が増えたと週刊朝日に書かれていたが、多少おばかな弁護士が増えても裁判官がしっかりしていれば何とか訴訟システムは持ちこたえられるが、裁判官の説得力がなくなってしまっては世も末ということになる。
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実は、弁護士の説得力も事件の把握力から来ている。事件把握が十分出来ていないと、解決の方向性を誤ってしまうことになる。和解すべき事案で判決を求めて失敗したり、勝訴できるのに低額和解をしてしまったり等である。何でも強き強きで依頼者を焚きつける弁護士が良い弁護士とは言えない。事案に則した解決策があるはずで、それを見極め、依頼者を説得するのが良い弁護士だと思う。
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裁判官と弁護士の事件の見方が一致したときには、良い和解ができる。逆に、これが一致しないとなかなか解決しない。
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蛇足だが・・・裁判所から見たら、きっと弁護士に言いたいことが山ほどあるだろう。準備書面をもっと早く提出できないのか、もっと的確な尋問が出来ないのか等々。今日のダイアリーはそれを棚に一時上げての議論であるということを付言しておこう。

