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2008/09/30 (Tue)

病気休暇中の司法試験受験

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 報道によると・・・・東北のある地裁の20代の男性事務官が病気療養を理由に休暇中の今年5月中旬、司法試験を受験していたことが分かり、同地裁は25日、受験は休暇目的外の行為で国家公務員法の職務専念義務に反するとして男性事務官を戒告とする懲戒処分を発表した。男性事務官は辞表を出し、同日付で承認された。同種理由での懲戒処分は地裁では過去に例がないという。地裁総務課は男性事務官の合否はプライバシーの問題から明らかにできないと説明。仮に合格していた場合、取り消されるかは「最高裁の判断になる」などと述べた。地裁総務課によると、男性事務官は内臓疾患などの治療を理由に今年4月中旬、1カ月半の病気休暇を申請。地裁側は診断書と医師からの聞き取りなどを基に4月中旬−5月下旬の間、通院・自宅療養の必要があると判断して申請を承認した。ところが、男性事務官は5月14、15の両日、司法試験を受験。地裁は「病気療養のため」とする本来の目的外の行為に当たると認定した。・・・とのことである。

 裁判所の職員をしながら、司法試験の勉強をして、合格を勝ち取った弁護士さんが何人もいるが、皆さんきちんと仕事をして、苦学して勉強をしてきた方ばかりだ。もちろん、普段は一生懸命仕事をして、試験の期間は年休を取って、試験を受けておられた。

 今は、ロースクールを卒業しないと司法試験の受験資格を得られないし、回数制限もなかったので、ガードマンや塾講師、テニススクールのコーチをしながら受験をして、司法試験合格を果たした方々もいる。

 総じて、このような苦学体験を持つ方々は個性的で粘り強い弁護士が多い。また、人間としての深みもある。人の弱さ、悲しさを知っているとも言える。弁護士としても魅力は学力だけでは培われないものなのだ。私が弁護士として尊敬している、個性豊かな諸先輩の中に、東大出身のエリートと呼べる人は誰一人いない。

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