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2008/10/10 (Fri)

一門会~法律事務所の横のつながり~

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 私が入った頃の弁護士会は、牧歌的な時代であった。
 会員数は200名前後で、殆どの顔と名前が一致したものである。また、どの弁護士はどこのイソ弁をしていた等の履歴もみんな知っていたのである。毎年入会する弁護士は10名足らずだったから、新入会員歓迎会で直ぐに名前を覚えてもらえたものである。

 イソ弁は数年経つと独立し、次のイソ弁が勤務するが、歴代のイソ弁は独立したからといって、ボスだった弁護士と縁が切れてしまうことはなかった。初代から数代後の弁護士がまとまって落語の一門会のように、旅行会や忘年会などをしていたのである。

 時は流れ、規制緩和の事後救済型社会の構築のため、弁護士は増加の一途を辿り、今や毎年の入会者は30名前後になった。こうなると、新入会員が多すぎて誰が誰だか全く分からない。顔と名前が一致しないのだ。一旦勤務した弁護士も1年足らずで他の事務所に移籍したり、東京や地方に行くのは当たり前になった。以前は、一年もしないで独立したら、噂で持ちきりになったものだが・・・。このため、司法研修所同期の弁護士の横のつながりも弱くなったが、同じ事務所出身の弁護士同士の横のつながりも非常に弱くなってしまった。牧歌的時代は終わった。市場原理時代、大衆化時代の到来である。

 このような時代、弁護士はひとりぼっちになりがちである。いわゆるピアプレッシャーを感じなくなってしまい、何が常識で何が非常識か、何が鉄則なのか、全く判らないという弁護士も出てくることになる。

 このような状況下にあって、中山博之弁護士を中心とした一門的集まりは夏のテニス合宿や旅行、還暦記念会、結婚祝賀会、夏のビアガーデン等結構ワイワイとやっているのであるが、もう札幌ではかなり珍しくなっている一門と言っても良い。
 中山事務所出身者のうち、札幌弁護士会に所属しているのは私と森越弁護士、現在中山事務所にいるのは吉田弁護士と谷口弁護士だが、私と森越事務所の弁護士や秘書が集まると総勢はかなりの数になるのである。
 私は、中山事務所系の集まりがとても好きだ。牧歌的な雰囲気がたまらないのである。もちろん、このような集まりが成り立つのも中山先生のお人柄ゆえである。

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