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2008/10/24 (Fri)

「容疑者Xの献身」と「天国と地獄」


 近頃、じっくりと最初から最後まで映画を観る機会が少なくなった。映画館で映画を観ずに、テレビで観るようになってからかもしれない。

 先日、「容疑者Xの献身」を、娘のお薦めもあり、夫婦で観に行ったのだが、ほぼ満員。人気なので驚いた。やはり映画館は満員で観るのが良い。クライマックスでは、堤真一の演技に泣いている人がいたが、感動する場面で、周囲の人も同じように感動していることを再確認することは、妙に連帯意識が生まれて、心地よいものだ。
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 主人公はもちろん湯川学役の福山雅治だが、やはり、容疑者X役の堤真一が良い。原作の小説は二人とも読んでいたが、ほぼ小説に忠実な脚本になっており、妙な小細工をしていないところも好感が持てた。

 ストーリーからみて、年齢の高い世代が見に来ているのかと思ったが、高校生や大学生、小中学生を連れた家族などが大勢来ていて驚いた。中味はかなり大人向けだと思うのだが・・。意外な感じだった。

 衛星放送で、最近黒澤明没後10年メモリアルで特集をしているが、先日は、「天国と地獄」を放映していた。ちょっと観るつもりが最後まで観てしまった。この映画は、司法試験受験生当時映画館でリバイバル上映されたことがあって、それを観た記憶がある。改めて観てみると、とても良くできている映画だ。医学部のインターンが社会の下層にあるかどうかという疑問はついて回るのだが、物語の進行上、医学関係者であった必要があるのであろう。

 台詞は一つもないが、新聞記者役で大滝秀治が出ていたり、ドヤ街の女で菅井きんが出ていたりと、よく観ると新たな発見がいくつもあり、マニアックにも楽しむことも出来る。特急こだまを借り切っての撮影はさすがに緊張感がある。また、今考えるとどうやって撮影したのだろうというシーンも多い。名画というのは何度見ても都度発見がある。

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