2008/11/12 (Wed)
「犯罪小説家」「偽善エコロジー」「自民党政治の終わり」
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今日も、引き続き、最近読んだ本をご紹介しよう。
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1冊目は、「犯罪小説家」。
雫井脩介の最新作。雫井作品は、「虚貌」「火の粉」「犯人に告ぐ」などを読んでいるが、今回の本は、「火の粉」の頃の作品と同じ雰囲気のものだ。最初は、もどかしいところがあるが、後半は一気に読ませるものがある。読者が自分自身で推理していくのを見計らったように次々と真相解明の情報が提供されていき、登場人物の女性ライターと同じ心境で読み進められる。読んで損はしないと思うが、「犯人に告ぐ」のような面白さはないと思う。僕は「火の粉」や「虚貌」の方が好きだ。特に、「虚貌」は、人間の記憶力、第一印象の力など心理学的な部分もあり興味深かった。
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2冊目は、「偽善エコロジー」。
これは資源材料工学を専門とする大学教授が書いた本。ミネラルウォーターを飲むことが贅沢なのか、割り箸を使わないことが環境に良いのか、レジ袋廃止が環境に良いのか、クールビズが地球温暖化に効果があるのか等、我々が環境に良いと教えられていることに対してことごとく異論を唱え、別の角度からエコ問題を捉えている。
氷が溶ければ、海面が大幅に上昇するというのはアルキメデスの原理から言ってありえないとか、クールビズをしても地球温暖化には効果がないとか、それ相応の理屈があり、考えさせられる内容となっている。
何事も、言われることを頭から信用してはならないということだろう。
こちらは話題書でもあるので、是非読んでみて欲しい。
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そして、3冊目は、「自民党政治の終わり」。
学習院大学法学部教授の野中尚人氏が書いた本。新書だけにとてもわかり安く書いてあるし、吉田茂とか鳩山一郎などの時代ではなく、つい最近経験した竹下政治、小泉政治等が語られており、若い年代の人にも理解しやすいと思う。
江戸時代、明治時代、そして、昭和の時代がどれほどボトムアップ体制が整えられてきたのかがわかる。そして、今になって思えば、小沢一郎の成し遂げた小選挙区制度そのものが自民党政治というシステムを壊したことが分かる。国鉄と電電公社の民営化が社会党の崩壊に繋がったと同じように。
小泉・竹中平蔵コンビが、規制緩和を断行し、戦後も崩れなかった40年体制を崩壊させた。だから、世界金融不況の影響も受けている。
こちらは、選挙も近いし、是非読んでみて欲しいお勧め本だ。






