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2008/11/20 (Thu)

相談に行きたいのですが、休みが取れません。遅刻、早退もできません。

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 漫画家いしかわじゅん氏のエッセーで「鉄槌!」がある。これは同氏が漫画の中である旅行会社の批判をしたことに対して、名誉毀損による賠償請求の裁判を同旅行会社からされて、その裁判が解決するまでのいきさつが書かれたものだが、そのテーマは代理人である弁護士のあり方だ。登場する弁護士は、自分の都合だけで人を呼びつけたり、いきなり電話をしたりなど身勝手な存在としてえがかれている。だから、きっと依頼者の方には、弁護士こそ身勝手な行動をするものと映っているのだろうなあと自覚している。

 さて、先日、お電話でご相談があった。相談事があり、その内容をお聞きしたら、弁護士と面談相談すべきことは理解できたので、面談時間を打ち合わせようとしたら、仕事が休めないという。それならば、私も残業しますから、午後6時くらいにきてくださいとお話しすると、どうしても午後7時を過ぎないと行けないという。
 私は、大事な相談なので、年休でもいいし、時間休でもいいし、午後だけでも、いや1時間だけ早く退社させてもらうことは出来ないだろうかと話をしたら、それも不可能だという。
 労働法上、年休は認められているし、遅刻早退程度なら仕事に支障はでないのではと話すと、それも絶対にできないという。

 私の事務所では、事務所が閉まってからも、打ち合わせに訪れる依頼者で一杯になることも稀にあるが、これは弁護士と依頼者がお互い信頼関係の上に立って、お互い融通しあってのことである。
 弁護士の側からすると、すぐにでも来て欲しいこともある。そのような場合には依頼者の方は万難を排してきてくださるし、逆に、依頼者の方としては打ち合わせの度に年休を取ることも難しいという事情も分かるので、勤務終了後に打ち合わせを入れようかということになる。いずれにせよ、お互いの信頼関係が構築されてから、打ち合わせ時間が決まるのである。

 しかし、まだお会いしていない方から、いきなり、頼みたいことがある。しかし、貴方の営業時間に私は行けない。年休もとれないし、時間休みもできない。1時間も早退さえもできない。だから、貴方の方が残業して私に合わせてくださいということを言われたら、どう対処するのが正しいのだろうか。

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