2008/12/18 (Thu)
弁護士の「情報をキャッチする」能力2008:12:18:19:35:01
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弁護士業務で一番難しいのは法律相談業務であると思う。特に、難しいのは、弁護士会の主催する法律相談センターの法律相談等だろう。
ホームページを見ていらっしゃる方は、当職事務所の予備知識を持って来られているが、法律相談センターの場合、当日どの相談者と出会うのか、逆から言うとどの弁護士が担当するのかの情報は予め与えられておらず、初対面での相談となるからだ。
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相談者からは多数の情報が発信されるが、そのうち、訴訟を前提とした場合、どの情報が重要なのか、訴訟を維持できる相談なのかを見極めねばならない。しかも、それと平行して20分から45分という短時間の中で、相談者の悩みの根源を見抜く必要がある。
また、難しいのは、弁護士を付けての解決を望まれているのか、弁護士を付けないでの解決を望まれているのかが判らない場合だ。最近では、弁護士を付けないで、法律相談センターには、弁護士を選びに出はなく、弁護士にアドバイスだけを求めに来るという方もいらっしゃるという傾向が強いようにも思う。
特に難しいのは、弁護士を依頼した方が良い事案であることは判っているが弁護士は付けないで上手く行く方法をアドバイスすることだろう。医療で例えたら、医師が患者に手術の方法を教えるようなもので、危険でしかたがないのである。
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法律相談センターの相談に比べたら、当職事務所を選んで下さってお電話を下さった方の相談の方が数倍もやりやすい。それは、相談開始前にホームページなどの情報で相当程度当職を信用して下さっているという素地もあるからだろう。前置きは別にしていきなり本題に入れるのが助かる。
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相談事によっては、相談者の期待されている回答と異なる回答をしなければならないということもある。そのような場合、相談者の方は余り良い感じがしないとは思うが、それでも、「いいよ。いいよ。そのとおりですよ。」とお出ててばかりいたのでは、アドバイスにならないので、つらいところだ。
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相談者の話される情報からどのような情報や感情を受容するのか、取捨選択するのか、弁護士に備わっていなければならない基本的能力の一つだが、弁護士生活17年目を迎え、数多くの法律相談センターの法律相談を担当させてもらっているが、相談者の気持ちを上手く捕まえることができる場合もあれば、捕まえたと思っていても実はそうでもなかったということや、なかなか思いをくみ取れない場合もある。
まだまだである。

