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2009/02/17 (Tue)

嫌われているということは感じるものだ

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 人間の脳は動物としての本能の部分の上に、高度で知的な思考が出来る部分が発達しているという構造をもっているらしいのだが、動物的感なのだろうか、自分のことを嫌っている人かどうかということをすばやく察知する能力を持っているように思う。

 多分この人は私のことを嫌っているのだろうなということは、大抵ピンと来るのである。そして、どうして嫌われるのかは、大体こちらも察しが付くのである。接触が全くない者同士では好きも嫌いもない。ある程度、関わりを持つと好き嫌いが出てきてしまうのである。

 この好き嫌いという感情は一旦発生してしまうと、やっかいなものだ。最初は好きだったけど、やがて嫌いになるということも往々にしてある。その逆もあるのだろうが、大抵最初抱いた感情からは抜けきれないものだ。

 人を見る場合でも、本質を見る、長い目で見る、いろいろな角度からみるということが大切なように思う。
その人物の本質を見極め、将来性を考え、別の観点から評価をしてみるということだ。そうすると、第一印象では苦手だと思ったり、嫌だなあと思った相手も、見直すことができるものだと思う。
 だから、弁護士同士の評価、裁判所からの評価、依頼者からの評価は、それぞれ全く別ということも不思議ではないのだ。裁判所からの受けがいい、物わかりの良い弁護士が依頼者にとって、人気のある弁護士とはいえないのだ。また、弁護士からは人格者として通っている先輩弁護士と法廷で対峙してみて、その弁護士の法廷での態度のすごみに驚いたことがある。

 人から嫌われるということはつらいものだ。逆に、好かれていると感じるのは嬉しいものだ。どうせなら、好かれたいものだが、その人に面と向かって好きになってくださいと言っても、叶わないだろう。残された手段は、自分がそういう思いを相手にさせないようにすることだろう。
 だから、私は、依頼者の方のことは大好きになろうと努力してきたつもりだ。不思議なことに、好きになることを努力していると、嫌いになることの方が難しくなるものだ。
 こちらが好きなのに、相手からは嫌われていることが多いが、それでもこちら側が好きになっていいれば、いずれこちらのことも好きになってくれると考えている。

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