2009/02/25 (Wed)
「遺言はいつでも書けるよ。」・・・男の優しさと遺言2009:02:25:07:40:55
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人間の平均余命は、分子生物学的に観て、女性が長い。例えば、ロシアでは12歳も男性の平均余命が短い。福岡伸一先生の書著「できそこないの男たち」を読んでいただければ分かるのだが、兎に角、男性の寿命が短いことは間違いがない。
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しかも、日本では未だに年上の男性と年下の女性が婚姻するというのが多いのだから、夫が妻よりも早く死亡する確率は非常に高いことは当然といえよう。
そうなると、残された妻の立場が非常に問題となる。
妻や子以外の、親や先妻の子、兄弟に相続財産の一部が承継される場合、すなわち、お子さんがいないご夫婦や再婚されたご夫妻の場合、夫の死後、相続問題が深刻となることが多い。
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妻というのは、微妙な立場で、子や親、兄弟などがいると、相続分を100%もらえないことが多い。そうなると、夫が死亡してから、それらの者と交渉して相続財産を確保する必要に迫られることになる。どんな小さな不動産であろうと、相続人全員の同意がなければ、妻名義にはならないのだ。しかも、このような不況下とものなると、何らかの見返りがないと同意をしてくれない場合も多い。
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妻の立場からすると、遺言を書いて欲しいとはなかなか言えないものだ。また、男性の側も、書く気持ちがあっても、つい面倒で先送りにしてしまうことが多い。結局、遺言を書くよと言いながら、そのままお亡くなりになってしまう方々が非常に多い。
また、妻の側としても、夫が病気になってしまったら、約束通り遺言を書いてと言い出したくても言い出せないという心境になってしまうようだ。
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そこで、私からの提案だが、再婚をしたり、お子さんがいない夫婦の場合、先に死亡する確率の非常に高い男性の側が遺言を率先して残すという男の優しさを持ってはどうだろうか。
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内縁関係も同様である。内縁関係では相続権は発生しないのだ。内縁関係にある方々は、もし、子がいなければ、夫名義の財産は全て夫の親や兄弟にとられてしまうことになる。育毛剤の宣伝ではないが、・・・してから初めて分かる婚姻届のありがたさでは困るのである。内縁関係には遺言状は必須である。もちろん、婚姻届を出さないのはそれなりの事情があるからだろうが、遺言はせめてもの、そして最大の男の優しさではないだろうか。
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もし、ブログを観てくださる方でこのような身上にある方は一度夫婦で話をしてみてはどうだろうか。そして、私の事務所に相談に来て下さると嬉しいのだが・・。

