2009/02/20 (Fri)
お奨めの一冊 vol.3・岡本浩一著・「上達の法則」効率の良い努力を科学する・PHP新書
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著者は東洋英和女学院大学人間科学部教授・専門はリスク心理学。
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茶道、英語、テニスなど、上級者になるためにはどうしたら良いかを科学的に分析している本。最近平積みで本屋さんで売られている。
趣味のテニスで壁を突き破るために、手にとって読んでみたが、テニスだけではなく、様々な趣味の上達に通じることが書いてある。
私が参考にしたのは次のような箇所である。
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理論的思考を身につける。相対的に少ない練習量、少ない経験量を有効に血肉にするためには、理論が有効である。理論はプロのためにあるのではなく、その逆である。
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イメージ能力を高める。他者のプレーを見るとき感情移入して見る。電車の中でじっと、テニスの試合を思い浮かべる。球離れの瞬間など手応えを思い浮かべることができるようになる。これを繰り返すと、記憶のシステムが鍛えられ、自分の成功失敗の記憶や他人からのアドバイス通りにプレーしたりするための認知の受け皿が鍛えられる。良いプレーが出来たときは、反芻して何度も思い浮かべることが大切だ。
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高い買い物をする。高い買い物をすると、目に見えない形で自我関与を高め、打ち込む姿勢を支えてくれたりする可能性も否定できない。
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何もしない時期を活かす。水泳は冬に上手になり、スキーは夏に上手になる。やはり、テニスは冬に上手になる。長年訓練を続けてきた技能についても、しばらく訓練を止めた方がうまくいくという感じが出てくるということもある。
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反復練習をする。得意がいくつかでき、その得意を中核とした鳥瞰的認知が形成され、広域的知識にまで関心が及ぶ段階になると得意を形成していた初期の反復練習がついおろそかになる。この時点で、毎回短い時間でも良いので、反復練習の機会を設けると良い。そうすると、記憶のコード化やコードシステムが習得された後の反復練習は質的にもっと豊かなものとなる。
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もう分かっていると言わず、一度、頭を整理するために読んでみてはどうだろうか。★★★☆☆
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付録(最近の読書の記録から)
「毒と薬の世界史」ソクラテス、錬金術、ドーピング・船山信次著・中公新書 ★☆☆☆☆
・薬の発明の世界史をつづった本、著者は薬学研究者日本薬科大学教授。医療訴訟や医療に携わる者であれば、手元に置いておいて良い本。資料にもなるし、教養にもなる。☆☆☆☆☆
「あなたの苦手な彼女について」・橋本治著・ちくま新書
・「自分」がない男と「自分」しかない女について書かれた本、語りがストレートではなく、不満。
「そうか、もう君はいないのか」・城山三郎・新潮社 ★☆☆☆☆
・映画化される予定の本、熟年夫婦にお奨め、奥様を、旦那様をもう一度見つめてみてはどうでしょう。
「40歳から伸びる人40歳で止まる人」川北義則・PHP文庫 ★☆☆☆☆






