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2009/04/18 (Sat)

「名医の6S、名弁護士は7S/4P、」=お奨めの1冊vol.8 福島孝徳著・神の手の提言ー日本医療に必要な改革・角川oneテーマ21(705円)2009:04:18:10:55:31

IMG_0053.JPGのサムネール画像 ●
 脳外科医でデューク大学など世界の先進国の複数の医科大学の教授を兼任している著者が、日本の医療制度に対する意見をまとめたものです。
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 いきなり、語られるのは、手術をするべきでない医師が手術をしている実例です。実力以上の手術を試そうとしていることが問題だと福島医師は断言します。そして、最先端の超精密手術をするために必要な器具もないまま、難しい手術を簡単にしようとする例が多いと嘆きます。・・・「手術を行っているのが大学の教授や准教授、そして大病院の部長、科長の先生方です。こうした脳外科医が、絶対にしてはいけない手術をして、本当は助かる患者さんをみすみす寝たきり状態にしているです。そんなことが許されて良いはずがありません。」・・・・「手術ができないなら、なぜ自分よりも技術のある医師のもとへ勉強に行かないのでしょうか。またなぜできる医師を紹介したり、あるいは自分の所にエキスパートを招待したりしてきっちりした手術を学ばないのでしょうか。・・・大学の医局の中には、福島の手術を見に行った医局員は破門だという教授のお達しがでているところがある」と言うのです。
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 さらに、「大学の悪しき慣行として、金銭の謝礼をほのめかす、医局員を地方に派遣し、派遣先の病院から礼金を受け取る、医薬品メーカーかや医療機器メーカーからの違法すれすれのリベートを受け取る・・・こういう行為は氷山の一角と考えて良いほどに横行しているといわれています。」「私が日本にいた当時、製薬会社の接待を受けなかったのは私ぐらいでした。どうしてもと患者さんが謝礼を下さった時は、全部確定申告していました。」とまで言い切っています。
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 福島医師は、医師国家試験制度を厳しくして、臨床医以外の道も充実させるべきであると説きます。また、医師は不足しているのではなく、偏在しているのであり、労働環境の改善をして、その偏在をなくせばいいとしています。今の臨床研修制度では、勉強にならない病院で楽をして研修しようとする傾向がでている等説明しています。
 そして、日本は先進国最低レベルの医療費国家だとして、低医療費政策を批判し、混合診療によって、医療に金がかかることを自覚していくべきだとしています。

 最後に、医師は病気の目利きで、患者は医師の目利きであり、セカンドオピニオンをもっと利用すべきと言っています。
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 混合診療や医療費の考え方等について、福島氏の考え方には賛成できないという意見の方もいるでしょう。しかし、福島先生の見解は一面鋭く日本の医療の現実をとらえています。患者として読んでみても
、とてもためになる本だと思います。
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 ちなみに、名医とは、Service,Smile,Sincere,Speedy,Skillful,Smartの6S、つまり、奉仕と気配り、笑顔、誠実、迅速さ、技量、賢さを兼ね備えた医師だと、福島先生は言います。

 名弁護士も同じでしょう。私も6Sを兼ね備えられるよう精進していきたいと思います。
 なお、名弁護士と言われるには、6Sのほかに、settle(解決力、整理整頓力)、planning(計画力),positive(積極性),perseverance(我慢強いこと)、physical strength(体力)を加えて、4P7S が必要でしょう。

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