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2009/05/28 (Thu)

先生、裁判を始めたらいつ終わるのですか。

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 事件を受任する時に、相談者の方に聞かれるのがこの言葉です。裁判を始める以上、どのくらい時間がかかるのかは最大の関心事だと思います。
 しかし、裁判が何時終わるのかについて、回答を出すのはなかなか難しいのです。もちろん、平均審理期間が約半年ですと答えることは可能ですが、問われているのは平均値ではなく、まさに、本件事案ですから、平均審理期間をお教えしても回答にならないのです。

 裁判の時間を大きく左右しているのは、相手方の対応です。例えば、訴状が届いても相手方完全に無視して、第一回弁論期日に欠席すれば、欠席判決ですぐ裁判は終わります。また、第一回期日に相手方が出頭してきて、間違いありませんと答えて、請求を認諾したらそれで終わります。
 逆に、当方にとって明白なことでも決定的証拠がない限り、相手方が争ってくれば、証拠調べをせざるを得ず、訴訟は長期化してしまうのです。

 裁判は通常ある事実について双方の見解が異なることから生じるのですが、その見解がどのように違うのか、相手方の主張を裏付ける証拠があるのかで、裁判にかかる時間は大きく異なってきます。

 また、裁判に勝つのとそれを実現できるかはまた別問題です。欠席判決で勝訴判決を得ても、相手方から強制的に債権を取り立てるのは非常に難しいのです。むしろ、欠席判決で勝つよりも、きちんと相手方に弁論に出頭してもらって、和解で解決した方が実効的とも言えるのです。

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