2009/07/15 (Wed)
先生、茶封筒にしてください。2009:07:15:07:17:52
○
「先生、私に書類を送るときは茶封筒にしてくださいませんか。」と言われることがしばしばあります。地方に住んでいる方に多いようです。狭いコミュニティの中では、郵便局員から情報が漏れるというのです。法律事務所から手紙が届いていることが近所に漏れてしまうこと自体非常に問題ですが(イギリスではプライバシー保護の観点から差出人は書かないことになっていると林望先生の本に書いてありました。・・・)、弁護士からの手紙というだけで、それが届けば白眼視される、何かあったと噂されてしまうというのは本当に悲しいことだと思います。
○
別の見方をすれば、地方では法律問題の解決に弁護士が登場するということが極めてまれだということ、すなわち司法過疎であることが証明されていると思います。
最近、重大な人身事故の案件の依頼を受けましたが、極めて重篤な被害を受けたにもかかわらず、弁護士の関与なしに解決が図られていました。紆余曲折があって、私の事務所でお引き受けをすることになりましたが、本当に驚きました。
○
また、茶封筒を望まれる方には、夫に、あるいは妻に、弁護士に依頼していること(例えば、債務整理のことなど)を秘匿している場合があります。夫も妻もそれぞれ個人です。夫に知られたくないこと、妻に知られたくないこともたくさんあると思います。でも、弁護士に相談したら、それを打ち明けないと駄目なのか、あるいは、法的手続をとったらばれてしまうと思いこんで、相談に行けないでいるという方も多いようです。
当職事務所では、そのような方の事件も多数受け持たせていただいています。連絡文書はご希望通り茶封筒で送っています。

