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2009/10/07 (Wed)

ダム問題の報道のあり方

京都 090802 018.JPG
 八ッ場ダムや川辺川ダムの建設について、自民党政権時は、反対運動を中心にニュースで紹介していたのに、民主党政権になってから、建設賛成派の動きばかりが取り上げられ、建設を続行すべきだというスタンスのニュースが多いように思います。

 私も、日弁連公害環境委員会に長年属しておりましたが、日弁連の見解はダム建設に反対です。ダムを作ることによって、川は汚れます。ダムの中でよどんだ水が一気に流れれば、当然、下流の生態系に与えるダメージは極めて大きくなります。諫早湾の堰も同じことです。失われる自然の価値は計り知れません。そして、もう、ダムのない河川はないというくらい、日本はダムを作ってきました。
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 無駄なダムはむしろ撤去すべきでしょう。ダムには滞砂があり、それを取り除くことも必要になります。また、老朽化したダムはいずれ壊さねばならなくなるのです。

 私が見たデンマークのキシミー川では直線河川が埋め立てられ、蛇行河川に戻されていました。フロリダのスキャーン川では、小さなダムが爆破され、氾濫原が復活していました。ダムを作って、流れをせき止めても、限界が来たら一気に放流することになり、むしろ、ダムにたまっていた泥や木材が一気に流れて、下流に甚大な被害を与えることになります。

 治水は、ダムだけが方法ではありません。ダム神話から脱却すべきです。
 雨を一気に流すのではなくて、ゆっくり流す、そして、氾濫することを予め予定して、氾濫源を確保したり、遊水池をもうけることが大切です。

 泡瀬干潟も日弁連時代に視察に行きました。最も貴重な干潟をつぶしてマリーナを作っても誰も来てくれません。たこが足を食べるのと同じです。自分の体を切り売りしているのと同じで、売れるものがなくなったら終わりでしょう。採算がとれない事業にどうして巨額のお金をつぎ込むのか理解できません。
 

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