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2009/10/30 (Fri)

医療事故問題研究会全国集会出席のため名古屋に来ています。

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 今名古屋に来ています。とても暖かいです。医療事故問題研究会全国集会に参加するためです。
 医師は毎年学会があり、全国各地で毎年開催される学会に参加することはよく知られていますが、弁護士にも医師の学会に相当する研究会があるのです。医療事故問題研究会全国集会もその一つです。
 会場は、名古屋城前のキャッスルホテルです。この集会は今回で31回目です。私が参加し始めたのは第20回札幌大会の前の岡山大会からですから12年間ほぼ連続で参加しています。
 この集会は、全国各地の患者側の医療弁護団が集って、取り組んできた事例を報告したり、判例研究の発表をするものです。

 私も十分な準備はできませんでしたが、発表させていただきました。内容は、因果関係の認定と慰謝料に関する若干の考察というものです。医療事故訴訟では通常の事件よりも因果関係の認定が本当に難しいのです。交通事故による症状であればほとんど交通事故が原因であると認定がされるのに対して、医療過誤については因果関係の認定が本当に厳しいのです。このため、因果関係が認められること、すなわち、過失行為がなければ生存していた、あるいは後遺障害が残らなかったと言える高度の蓋然性がなくても、相当程度の可能性さえあれば慰謝料を認めるという判例理論が確立してきました。
 但し、その慰謝料額は因果関係が認められる場合に比べるとかなりの低額になります。慰謝料額は、相当程度の可能性の程度、生存していたであろう期間などによって違ってきます。1500万円認められる判例もあれば、100万円程度の判例もあります。
 相当程度の可能性の主張を裁判でどのタイミングでするのか、いかに有効に活用していくかも重要なところです。

 集会は明日土曜日午前中まで続きます。来年は札幌大会となります。12年ぶりの開催です。開催地の弁護団では研究成果を発表することが恒例になっており、私が責任担当者になりました。これから仲間と準備を始めます。
 以前は研究発表といえば、代表がやるぞと言えば一気に動き出したものですが、今はそういう牧歌的な時代ではありません。若手弁護士の意思も尊重しないといけない時代です。若手の自主性を尊重しながら前に進めたいと思います。
 午後、お土産においしい生ういろうを買って帰ります。
■ 
 追伸・・・岡山大会は、当時弁護士だった上田市長に連れてきてもらいました。上田市長は札幌医療事故問題研究会の創設メンバーの一人で、代表でした。

 

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