2009/10/18 (Sun)
医療事故訴訟の相談を医師の方にするために東京に来ています。
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今、東京に来ています。東京の医師の方に、医療事故訴訟の意見を求めるためです。どうしてわざわざ東京へ行かねばならないのでしょうか。それは北海道内で、患者側の弁護士に対して率直に意見を述べてくださる医師の方が非常に少ないからです。
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医師には、我々の世界では信じられないようなピアプレッシャーがかかっています。同僚・同業者からの圧力です。医師の世界では、他の人の医療行為を批判するのはタブーなのです。
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医療事故の勝訴率は25%とさらに低率になっています。一般事件が80%から90%という数字ですから医療事故訴訟の厳しさをご理解いただけるでしょう。
医療関係者の方から、どうしてこんなに勝率が悪いのに裁判を仕掛けてくるのかという激しい言葉を浴びせられたことがあります。
しかし、患者の立場から相手方病院が補償をすべきと思われる案件を目の前にしたとき、おめおめと引き下がることは出来ないのです。
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医療訴訟の勝訴率が低いのは、鑑定を余りに裁判官が重視しすぎるからだと思っています。医師による鑑定は、医師がピアプレッシャーがかかった中で作成するもので、周囲の医師の目を気にしつつ、医師の論理で書かれています。だから、それを法律家がまともに受け止めてはなりません。法律家の目でフォーカスしていく必要があります。医師の論理で書かれた鑑定書をそのまま証拠として右から左に採用していたら、患者は圧倒的に不利な扱いを受けざるをえません。
最近は、患者側が申し立てて、かつ鑑定費用まで負担している鑑定について、鑑定人質問をしたい、補充鑑定を欲しいという希望さえも、なかなか通らないのです。本当にこれで良いのでしょうか。
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私は医療事故の勝訴率がどんなに低くても、勝てる事案については訴訟を提起していくつもりです。そうしないと、現状は全く変わらないからです。
しかし、私に医師を恨むような気持ちは全くありません。私が大切にしているのは、医療リスクが現実化した場合、それを患者側が全部かぶらねばならないのか、病院側の加入している保険でカバーされるべきなのかというスタンスです。
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追伸
勝訴率が悪く、高度な専門性を要求される医療事故を本当に取り扱うことができる事務所はそれほどないと思っています。






