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2010/01/22 (Fri)

北大ロースクール生・医療訴訟法模擬尋問実施!*法曹

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 北大ロースクールの授業で、北大を離れ、札幌弁護士会弁護士会館の一室を借り切って、模擬尋問を実施しました。原告代理人役2名、被告代理人役2名、裁判官役3名、残りの8名は傍聴人役です。模擬尋問は医療訴訟の授業を踏まえて、授業の総仕上げをかねて実施しているのものです。私は医師の被告当事者役です。

 通算5回目の模擬尋問になりますが、今回の尋問は原告訴訟代理人役の2人がよく医学文献を調べてきました。歴代の患者側弁護士では群を抜いてすばらしい出来でした。ここまで文献を漁って徹底した代理人役はいませんでした。
 被告側も頑張りましたが、原告側の用意周到な準備に圧倒されて、挽回できるポイント、タイミングはたくさんあったのに、反撃の機会を逃してしまった感じがありました。不利と感じたら、とことん粘ることも大事です。
 裁判官役の心証は原告側勝訴ということで、引き続き行われた模擬和解では、4500万円で和解が成立する見込みが立ったみたいです。被告側としては相当因果関係のところでまだまだ争えるので、鑑定を申し立てるなどできたでしょうね。

 私はいつも反対尋問をする側ですが、攻守ところを変えて攻められてみると痛いところを突かれた時の医師の心理などを疑似体験できるので、私自身も勉強になっています。学生の諸君も、良い勉強になったと思います。特に、代理人役の4名は、ものすごい良い経験になったと思います。

 模擬尋問後は、懇親会をイタリアレストランで、行いました。いろいろな質問が学生諸君から出されました。
 どうして弁護士を選んだのですか。・・・・・検察官、裁判官では得られない喜びがあるからです。私の頭脳のドーパミン回路が弁護士業の方がたくさん作られると思ったからです。折角仕事をするのですから、自分が楽しいと感じられる仕事がいいですね。・・・・弁護士になろうと思ったのは・・・・白い巨塔の影響ですが、医療訴訟に取り組んですぐに医療訴訟が好きになったのではありません。最初は苦しかったですね。でも、最初に取り組んだ事件で勝ったときの喜びが忘れられなくて専門性を高めようと思うようになりました。

 北大の特徴は偉大なる「鈍牛」であることです。頭の切れはなくても、利口に立ち回ることができなくても、倦まずに一歩ずつ進むことです。結局、気がついたら、最初にテープを切ることになります。干支でも牛は2番目になっています。
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