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2010/01/20 (Wed)

人の寿命とペットの寿命*生き方

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 私の両親は昭和4年と8年生まれだから80才前後になりますが、幸い元気で市内手稲区で生活しています。実家では、以前、北海道犬の雑種の「ドン」を飼っていました。買い始めたのは、私が大学2年のころですから、司法試験を目ざしはじめた頃です。成人式の記念スナップもドンと一緒に写っています。

 そのころの父親の最大の楽しみは、ドンとの散歩でした。ドンの方も散歩に行くのをとても楽しみにしていました。時々、私も代わりに散歩に行っていたのですが、私を見下していたのか、なかなか言うことを聞いてくれませんでした。途中「でもう帰る」と言わんばかりに、ドンが自宅に向かって歩き出してしまうのです。必然的に、路上で、リードを使っての綱引きをするはめになってしまいました。でも、父親となら、どこまでもどこまでも、何時間も一緒に出かけていくのです。
 新雪に鼻を何度もをつっこみながら、マーキングしつつ進む姿は喜びであふれていました。
 私が司法試験に合格して自宅を出た時、ドンはすでに10才になっていましたが、まだまだ元気で、父親との長距離散歩はしばらく続きました。でも、数年後、ドンの寿命も尽きてしまいました。

 その後、両親はペットロスになってしまい、もう犬は飼いたくないということになり、犬を飼うことはしませんでした。でも、犬好きは相変わらずで、近所に盲導犬になるためのゴールデンレトリーバーの子犬(セーブ君)を預かっているお宅があったのですが、そこに時々行ってはセーブ君をかわいがらせてもらっていました。
 やがて、セーブ君は、盲導犬訓練所に行ってしまったのですが、残念ながらというか、幸いというか、体格が大きすぎたためか、マッチングする飼い主に巡り会えずに戻ってきてしまいました。笑い話ですが、セーブ君には年配の女性を見ると、すぐはしゃいで走って近づいて行ってしまう癖もあったそうで、訓練の時相当難儀したそうです。
 盲導犬になれなかったセーブ君は自宅で十数年の一生を終えましたが、飼い主の方のセーブ君の死後、その思い出を綴ったアルバムと手記が私の両親に届けられました。写真と文書には、セーブ君に対する愛情が込められていました。セーブ君の仕草やいろいろなエピソードを読んでいる内に、思わず涙が出て止まらなかったことを思い出します。

 最近になって、ペットロスも癒えたのか、両親は犬を飼いたいと言い出したのですが、しばらくすると、最近の犬の寿命はものすごく長くなってきていていて、自分たちが先に死んでしまったらと思うとやっぱり飼うことは出来ないと言い出しました。フードが良くなって室内で飼育しているせいか、ペットの寿命は伸びる一方ですが、ペットを飼う以上、一生面倒を見るという覚悟が必要ですものね。ちょっと寂しいですが、やむを得ない判断だと思います。

 私も猫(チンチラの血統が入っているペルシャ系猫)を1匹飼っていますが、9歳です。猫の寿命も延びました。まだまだ、精悍な顔つきをしていますので、旅立たずに、しばらくは一緒に居てくれるだろうと思っています。

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