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2010/02/19 (Fri)

「仕事燃費を3倍アップする!」・齋藤孝著・講談社(1300円)〜読書ノート2010/№5

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 上機嫌は世界共通のマナーである。・・・例えば、アメリカ人は機嫌良く振る舞うことが社会性がある証だという認識を持っているので、常に機嫌の良さをアピールしている。・・聖書を見ると「cheerful」という言葉が繰り返し出てくる。つらいことや悲しいことがあったとき、不幸なときにあえて陽気に笑顔を見せて努めて周囲を明るくしようと心がけるというのは容易にできることではない。・・・欧米では「cheerful」を心の習慣としていて、社会生活上の作法になっていることに、新渡戸稲造は着目していた。

 **いまの世の中は、不機嫌な人に甘い**家庭でも学校でも、強く叱ったり厳しく言ったりしない。大学で教えていてもそうだ。授業で用いるテキストひとつさえも、これを使うことで不快になる学生がいないだろうかと気にしながら選択しなければならなくなっている。不機嫌ウィルスが増殖する土壌が、あちこちにある。しかし、実際のところ、不機嫌でいて特になることは何一つない。

 「なんで、私ばっかりこんな雑用をやらなきゃいけないのか」「なんで、私ばっかりこんな面倒な仕事を押しつけられるのか」といった不満を言う。あるいは、「私は忙しいんだから、よけいなことは頼まないで!」という雰囲気を、体中から発している。・・・という発想の人は、一様に周りが全く見えていない。そういう独りよがり思想を捨てないと、仕事燃費は向上しない。それぞれの人がそれぞれのタスクを背負っている。そのタスクを書き出してみると結構他人に対する眼が開けてくる。

 「あとでやろう」の「あと」は永久に来ない。とりあえずメモを取り、あとできちんと整理し直そう。こんな燃費の悪い考えはもう捨てよう。

 以上は、本の中で、特に印象に残った部分です。この他にもたくさん生きる上でのヒントになることが書かれています。

 日本は、「不機嫌な人に甘い社会」ですね。不機嫌にしていると周りに気を遣ってもらえます。それで特をしている気持ちになっている人がどれだけ多いことか。いつあっても上機嫌で楽しい人というのは、周囲を見渡していらっしゃいますか。数えるだけしかいないはずです。私は、実は、不機嫌を気分のベースとしている人が大嫌いです。でも、私は、上機嫌がベースだから、悔しいけど、術中にはまって、不機嫌を気分のベースとしている人に気を遣ってしまいます。悲しい性ですね。

 頼まれたくないという空気を全身から発している人は数多くいます。この場合、頼み事が上機嫌モードの人に偏ってしまいがちです。そうすると、上機嫌モードの人の不満が蓄積して、突然爆発して、不機嫌モード人間になってしまったりします。人間関係は複雑ですね。
 どうして、みんな上機嫌モードをベースとして仕事ができないのかなあ。不思議でしかたありません。

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