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2010/03/10 (Wed)

エクスターンシップを無事終えたKさんへ・・・健闘を祈ります。*法曹

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 約2週間のエクスターンシップ期間が終わりました。
 今回、エクスターンシップで、当職事務所に来ていたのは、北海道大学ロースクール学生のKさんです。エクスターンシップ生は、これで通算3人目です。以前は、色々な大学の法学部のインターンシップを毎年2名受け入れていましたが、今はロースクールのエクスターンシップ1名に絞っています。

 エクスターンシップでは、お客様の同意を得て、事務所内の法律相談に同席してもらう他、裁判所や相手方代理人弁護士の理解・同意を得て、法廷や和解室に同席をさせていただき、よりよき法曹になるための研鑽を積んでもらっています。
 もちろん、学生には厳しい守秘義務がありますし、万が一に備えて保険にも入っています。
 エクスターンは、全国のロースクールで実施されています。

 意外だったのは、依頼者の皆さんがロースクール制度をよくご存知で、快く研鑽に協力して下さる方が増えたことでしょう。学生も感激していたと思います。「是非、良い弁護士になって下さい」と暖かい声をかけてくださる依頼者の方もいらっしゃいました。

 札幌弁護士会にはロースクールから数十人のエクスターンシップ生が来ていると思いますが、彼女がその中でも最も充実した研鑽を積んだと思います。
 私のところは、修習にせよ、エクスターン研修にせよ、非常に厳しいという噂があり、戦々恐々としていたのではないかと思っていたのですが、あに図らんや物怖じしないで、堂々と厳しい研修にも真摯に事件に立ち向かっていた姿は非常に好感が持てました。また、体育会系の良さが出ていたと思います。雰囲気が良かったですね。人間の持つ雰囲気というやつは一朝一夕にできるものではないと思います。今までの大学での体育会系クラブでの努力は無駄にはなっていないと思いました。

 尋問も複数見ることができたと思います。裁判は勝つ人がいれば、必ず負ける人がいるということも判ってくれたと思います。裁判も連戦連勝とは行きません。形勢が不利な事件こそ、あるいは頑張ったのに敗訴してしまった案件こそ、依頼者に納得してもらえるのかが問題になります。勝って納得してもらえるのは当然ですが、負けても納得してもらえるかが勝負です。今回、いろいろな裁判の当事者に接することが出来たという経験は、ロースクールの中だけでは絶対に得られない財産です。

 贈る言葉・・・弁護士にとって一番大切なのはテクニックではありません。弁護士としてのスピリッツ・ガッツです。京都やパリが何度でも訪れたくなる町である理由は、奥行きがあり、常に新しい発見があるからだと思います。人間も同じです。薄っぺらな人間ではお客さんは2度と来てもらえません。常に自己研鑽を積んで人間としての奥行きを作っていって欲しいと思います。そのためには、兎に角、少しずつでも良いから本を読む習慣を付けることです。

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