2010/04/17 (Sat)
裁判員裁判の量刑、殺人や性犯罪で重い傾向*裁判
■
報道によると・・・昨年8月に始まった裁判員裁判では、プロの裁判官のみによる裁判(裁判官裁判)と比べ、殺人や強姦(ごうかん)致傷といった事件では、量刑が重くなる傾向がみられることが、最高裁が16日に公表した裁判員裁判の実施状況の調査で分かった。国民の常識を判決に反映させることが目的の裁判員裁判で、量刑に変化が表れるか注目されていた。殺人事件は、裁判官裁判で計453件あり、最も多かった量刑は懲役9年超11年以下の69件だったが、裁判員裁判の63件では、同15年超17年以下が11件と最も多かった。傷害致死では裁判官裁判の場合、3年超5年以下が109件と最も多かったのに対し裁判員裁判は5年超7年以下が11件で最多だった。性犯罪である強姦致傷や強制わいせつ致傷でも同様の傾向がみられ、強姦致傷では、裁判官裁判では3年超5年以下にピークがあったが、裁判員裁判では5年超7年以下が最多だった。一方、事件数の最も多い強盗傷害や覚せい剤取締法違反(営利目的輸入)では大きな差がみられなかった。・・・執行猶予付き判決では、裁判員裁判の方が、保護観察を付ける割合が高いことも鮮明になった。・・・
■
予想されたことではありましたが、裁判員裁判下だとどうしても量刑は重くなりがちのようです。もちろん、犯罪被害者が刑事裁判に大きく関与できることになったのも影響していると思います。
裁判員は裁判に参加しながら、自分をどの立場に置いて見ているのかというのが問題だと思います。大抵の方は自分が被害者だったらと思うのではないでしょうか。その立場に身を置いたら当然量刑は重くなってしかるべきなのでしょうね。
■
ところで、本日の北海道新聞で札幌地裁にいる傍聴マニアの方々がイラスト付で出ていました。十数人の皆さんが刑事裁判を中心に常に傍聴をしているそうです。そして、中には、実際に、被告人の方に接見に出かけていって、被告人自身から話を聞くのだそうです。そこまで、活動範囲が大きくなっているとは思いませんでした。このような傍聴マニアの方は裁判員制度実施から増え続けているそうです。
気になる方は、記事を読んでみてください。イラストの似顔絵がとても似ているので驚きました。
■
裁判員裁判を機に、刑事裁判に対する関心が高まっているのは良いことですね。
もし、学校や職場で刑事裁判の傍聴の機会があったら、是非一度行かれてみるとよろしいかと思います。






