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2010/05/24 (Mon)

鑑定料の価格、高いか安いか。

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 鑑定料を巡って、裁判所や弁護士と、原告、被告となる当事者でその金額が高いかどうかについて、見解が相違してしまったということが2件続けてありました。
 いずれも土地に絡むもので、測量や不動産評価に関するものです。
 鑑定料は、測量で60万円、鑑定で40万円です。土地を測量するのに、60万円というのはいかにも高いし、土地を鑑定するのに40万円もするのか。という感覚は誰しもあるものです。もしかしたら、弁護士に支払っている着手金より高くつくかも知れません。
 裁判所からの正式依頼となると、不動産鑑定士や家屋調査士・測量士の協会の方に依頼し、人選からして公正が期せらる上、疑問があれば、当事者、裁判所から質問を受けることになる可能性があるので、極めて厳密な鑑定作業を強いられることになるので、どうしても料金は高くなるようですが、裁判に慣れているわれわれと、鑑定がはじめてという依頼者の方では値段の受け止めが違って当然です。

 一般的に言って不動産関係(建築瑕疵も含めて)の鑑定は高い傾向にあります。もしかしたら、通常の不動産取引は相当ディスカウントされていますが、鑑定の場合には正規価格になるので、高いと感じるのかも知れません。
 その一方、医学鑑定の場合は、だいたい50万円程度というのが相場でしょうか。鑑定の難しさや負担から考えたら、建築工学系の鑑定にくらべて、医学鑑定は非常に価格が安いと思います。鑑定をお引き受けいただいく医師の方は、鑑定を引き受けるのは、お金ではないという気持ちがおありになると思います。医師の方には、職業として、利潤追求だけではない社会的使命があると思います。

 鑑定ではなく、医師の方に、私的意見書を依頼することがありますが、医療事故情報センターなどの団体を通じて、医師の方に意見書を依頼すると、30万円程度かかります。
 医療事故で私が協力を依頼している医師の方は、お金を受け取って下さらない方が殆どです。それは、医療事故について見解を求められて、口をつぐむのではなくて、客観的な意見を述べられるのはやはり医師しかいないのであるから、医師の使命として、見解を述べるというお気持ちだから思います。
 本当にありがたいことです。

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