2010/07/26 (Mon)
弁護士の品格〜準備書面の余事記載〜
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最近、準備書面の余事記載が増えたように思います。単純に事実関係を否認すると記載すべきところを、相手方の準備書面に対するコメントを書き加えてくる弁護士が多くなってきました。
本当に、準備書面を読んでいて「はらわたが煮えくりかえる」思いをする書面が多いのです。
代理人である弁護士がそう思うのであるから、それを見ることになる当事者であればなおさらでしょう。
弁護士からの無神経な内容証明文書に対して怒りを覚えたという方も多いようです。
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本来事実関係の認否や法律上の意見を書けば良いところどうしてこのような記述をしなければならないのか。本当に弁護士に品格も落ちたものだと思うことが多くなりました。弁護士は弁護士法第2条によって、「弁護士は、常に、深い教養の保持と高い品性の陶やに努め、法令及び法律事務に精通しなければならない。」(陶冶「とうや」とは、人の性質や能力を円満に育て上げること・陶器や鋳物を念入りに作り上げるという意味合いから、才能・性格をきたえて人材を育てあげるという例で使われる言葉だそうです。すごい言葉ですね。)、すなわち、品位を重んじなければならないとされておりますが、準備書面で相手を常識を越えて罵倒してしまい、相手方当事者から懲戒請求を受け、品位を欠くとして懲戒を受けた弁護士もおります。
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皆さんは、弁護士に求められる品位とは仕事上のみならず、プライベートな生活にも求められるということをご存じでしょうか。このような職業は他に滅多にありません。それだけ弁護士には高度な倫理観が求められる職業であるのです。
ところが、弁護士には、今本当に経済的に余裕がなくなってきています。大量の弁護士数の増加、広告解禁と法律事務所の支店解禁による東京資本の地方への流入、過払い返還訴訟の終焉、司法書士の法廷活動の認可などによるルール変更が大きかったと思います。さらに、司法修習生への給与貸与性がそれに拍車をかけると言われています。そうなると、弁護士は食べるのに精一杯で品位などを考える余裕はなくなります。貧すれば鈍するではありませんが、弁護士の品位、品格が今以上に落ちることを懸念しています。
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最近、弁護士の中には、依頼者の地位が自分の地位だと勘違いしている方も増えました。大企業、大病院が依頼者だからといって、依頼を受けたその弁護士の地位が高いとは言えません。「実るほど頭を垂れる稲穂かな」と言いますよね。なかなか実践するのは難しいことです。
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本当に、相手の神経を逆なでするような言葉を使わず、実のある法律論を展開する準備書面のやりとりこそ訴訟の醍醐味だと思うのですが・・・。






