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2011/01/16 (Sun)

読書ノート・仕事と勉強を両立させる時間術・佐藤孝幸著

2008 ロンドン・パリ 121.JPG

 * パリ・オルセー美術館 photo by sammy


 「働きながら弁護士、アメリカ公認会計士の資格を取得した著者が、限られた時間で最大のパフォーマンスを発揮する誰でも出来るシンプルな方法を教えます。」というのがこの本のキャッチフレーズです。

 「時間は金より何倍もケチって使え、時間があれば勉強が出来る結果が出せるというのは、考え方自体がナンセンス、送料が増えたとしても、本質的な時間の使い方は殆ど変わらない」と著者は説きます。確かに余裕が生まれれば生まれるほどその分効率は落ちていくものでしょう。短期集中、与えられた条件の中でいかにパフォーマンスを発揮できるかを考えないといけないということのようです。
 どんなに時間があっても集中できる習慣がないと、宝の持ち腐れになるということでしょうね。

 「面倒だと思った瞬間、効率は二分の1以下になる。」「余り気が進まないからこそ、短い時間の中で集中して片付けてしまう。」・・・確かにその通りです。耳が痛い話しです。
 著者は、10時に寝て5時半に起きる。時間を区切った最大パフォーマンスを発揮するにはしっかりと寝ることが大事と説きます。・・・まさにその通りです。私も実践しようと日々努力しています。

 また、「今できることなら、その瞬間にアクションを起こします。今日やるべきことは必ず今日中にやり、明日に持ち越しません。」これが大切だと言います。確かに、そのとおりです。でもこれをやり遂げるのは相当に大変なことでしょうね。私も日々がんばっていますが、どうしても積み残しが出てしまいます。
 そこで、年末年始を利用しました。仕事納めから正月明けの始業日までは絶対に積み残しはありません。事務所が閉まっているのですから。この期間で、仕事を遅れを取り戻し、その一日に発生した仕事はその日の内にこなせるように努力しました。それでもなかなか難しいものです。でも、1月の第2週を終えて、目に見えて成果があがってきたように思います。何とか1月中にその日発生した仕事はその日の内に取りかかれるような体制をとりたいと思っています。

 閑話休題
 著者は、弁護士業務について、損切りの「ルール」を提唱しています。よくここまで書けたなあと思ってしまいました。
 それは、以下のようなことです。・・・・
「弁護士業務に関して、「相談料を値切ったり、和解金を既にもらっているにも関わらずもっと支払って欲しい等と相談してくる人については、基本的にお断りをしているということです。がめつい人にはろくなことがないというのが私の経験です。また、私のことを信頼してくれない人も同様です。そういう人は私がどんなに仕事をしても文句をつけてくるので、なかなか仕事が進まないのです。結局、そんな人たちと仕事をしても時間のムダです。後々もめごとになって逆恨みされたらたまったものではありません。それこそ時間と労力の浪費です。そういう兆候のある人と出会った際には、必ずお断りするのようにしているのです。こうしたときに重要なのが損切りの発想です。いくらかの時間、労力をその人のためにかけたとしても、もうそれは忘れてしまう。費用を回収しようとして変に首を突っ込むと損が余計に大きくなってしまいます。と、このように行動の指針を決めておくと、物事に迷ったり、あるいは余計なことに時間をかけたりということはなくなります。」・・・・これは多かれ少なかれ弁護士が心の中に抱くことかもしれません。しかし、だからといって、依頼を断るということはしない弁護士が多いと思います。ただ、弁護士に依頼する立場の方は、弁護士の頼み方のヒントになるかもしれません。
■ 
 この手のビジネスブックは、刺激になるので、一ヶ月に数冊読むようにしています。
 司法試験を目指すロー生も読むと刺激になると思います。


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