2011/04/20 (Wed)
今だからこそ読む「原子炉時限爆弾」・広瀬隆著・ダイヤモンド社(1500円)
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今話題の書を購入したのですが、あっという間に読み終えました。以下は、本書の引用ですが、本が書かれたのは、2010年です。そこが大事です。福島第一原発の事故を予言するかのうような文章ばかりです。是非、一度お読みになって見てはどうでしょうか。
ワールドカップサッカー・南アフリカ大会の時、福島第一原発で今回と類似の事故が発生していたとは全く知りませんでした。
我々はいつの間にかとてつもないものを作り上げてしまったようです。これから原発とどう向き合っていくのか、地震や津波の被害をどう防いでいくのかは喫緊の課題ですね。
以下は、「原子炉時限爆弾」の本の抜粋です。繰り返しになりますが、これは1年前の書かれた本です。
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原発の事故を起こす原因は、ウランの燃料が灼熱状態になって溶け落ちるところにある。正常な運転状態でウランの燃料が灼熱状態にならないのは水が冷却して熱を奪っているからである。
原子力発電書は、原子炉建屋とタービン建屋という別々の建物からなっている。タービン建屋の強度は原子炉建屋と比較にならないほど弱い。このどちらの建屋に破壊が起こっても、原子炉の沸騰水が一本の配管でつながっているので、その熱を奪えなくなり、メルトダウンという最大の惨事を引き起こす恐れが出てくる。
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2010年6月17日、福島第一原子力発電所2号機で、電源喪失事故が起こり、あわやメルトダウンに突入かという重大事故が発生した。外部から発電所に送る電気系統が四つとも切れてしまったことが原因であった。むろん発電機も原子炉も緊急停止したが、原子炉内部の沸騰が激しく続いて、内部の水がみるみる減っていき、ぎりぎりで炉心熔融を真ぬばれたのだ。恐ろしいことに、この発端となった完全電源喪失の原因さえ特定できないのである。事故当時には地震が起こっていないのに、このような重大事故が起こったのだから、大地震がくればどうなるか。
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津波でこわいのは水の高さだけではなくて、物体が激突してくるその破壊力であることを認識してショックを受けた。津波で押し寄せてくるのは硬さと重さを持った巨大な物体だったのである。岩石と同じなのだ。それが大津波の正体であった。また、物をさらっていく引き波のエネルギーがどれほど大きいかということも知って津波に対する考え方が全く変わった。
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時折、胸騒ぎのすることがある。それは、スリーマイル島原発事故の時、チェルノブイリ原発事故の時がそうであったように、いつも原発の重大事故が起こる少し前である。むろん神がかり的なものではなく、原発の事故を考えている時に指呼が呼び覚ます自然な心理だが・・・
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