2011/08/18 (Thu)
夏の連載〜紛争解決のために・その8〜潮目を読む〜
※ セルフリッジデパート
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裁判には流れが変わる潮目ともいうべき時があります。その時期を逃してしまうと紛争解決は長期化し、勝った方も負けた方も損をするという事態になってしまうことになります。
例えば、第一審は圧倒的に勝訴したためにものすごい強気になって控訴審での裁判所からの和解勧告に従わなかったために、逆転敗訴となったケースもあります。また、第一審で一部勝訴となって相当高額な賠償請求が認められた事件で、相手方が事故の態様について納得できないとして控訴した結果、控訴審の証拠調べて逆転して敗訴して賠償請求が否定されたという案件もあります。逆に、途中で、和解勧告があっても和解に応じず、結局、完全に勝利したものの強制執行できずに、画餅に帰してしまったという案件もあります。すなわち、事件には決め時、決断のしどきというのがあり、これを失いと泥沼から抜け出せないということがあるものです。
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一方、紛争解決のための決断にも潮目というのがあります。紛争をあまりに放置してしまうと、異常事態が正常となってしまい、生起している事態を容認してしまったと誤解されることもあるからです。あまりに事件を放置すると、証拠はなくなってしまうし、証人もいなくなってしまいます。また、時効というハードルもあります。だから、戦うべき時に戦っておかないと千載一遇のチャンスを失うことにもなるのです。
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示談をしてしまってから相談にくる相談者の方もいます。示談に納得できないというのです。公正証書をつくってからいらっしゃる方もいます。どうして示談の前に、公正証書を作る前に弁護士に相談しないのか不思議ですが、日本人の場合兎に角示談した後に相談に来るという方が非常に多いのです。このような場合には完全に潮目を見ていないということになります。
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交通事故でも、本当は後遺障害の認定場面が一番大切なのに、そこを保険会社まかせにしてしまう方も多いと思います。潮目といっても、普段紛争になれていない方は何が潮目か分からないと思います。だからこそ弁護士の力を借りる必要があると思うのです。
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