2011/09/17 (Sat)
DV被害を確実に証拠に残しておくことは大切なのだが・・・
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多くの女性が、DV被害を受けており、私のDVが原因での離婚事件を担当した経験がありますが、裁判になった時、男性側の多くはDVの事実を否定してきます。もちろん、客観的証拠がなくても、当事者の尋問から暴力の事実を認定してもらえるのですが、客観的証拠があれば決定打になります。例えば、暴力を受けている時の様子を録音しておくことや暴力を受けた後に病院に行ってカルテにきちんと記載して置いてもらうこと、診断書をもらうこと、傷跡の写真を撮るなども大切なことだと思います。
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しかし、DV被害を受けている時には離婚を考えていない女性が多いので、証拠など何もないというのが通常です。そして、それを良いことにして男性側の多くは暴力の事実をまっ向から否定してくるのです。もちろん、自分が暴力を振るってきてことさえ忘れてしまっているという男性もいるでしょう。暴力は、加害者よりも被害者の記憶に深く刻まれるものだからです。
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DV事案の典型は、夫が四六時中暴力を振るっているというものではなく、暴力のあと普通の人に戻ったり、逆に優しくしてくれたりするというパターンをとります。このためなかなか離婚を決意できず、いつかは暴力がなくなってくれるのではないかと期待してしまうということがあるようです。
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長年夫の暴力に耐えてきた奥様の事件を担当したことがあります。二度ほど弁護士を立てて離婚調停を申し立てたのですが、夫側が裁判所では極めて紳士的にふるまうために、裁判所にDVの事実を信じてもらえず、ついには自分が依頼したはずの弁護士からもDVの事実を信用してもらえなくなって、調停を取り下げてきたという例がありました。私は、3度目の今回は徹底的に妥協せず、裁判までやりましょうということで、裁判までやって、離婚を勝ち取ったという事例を経験しています。このように夫は、妻に対しては暴力をふるうが、外面は非常に良いという傾向があるようです。
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DVケースは日本にとどまらず、諸外国で非常に多いようです。本当に困ったものですね。
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