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2011/10/19 (Wed)

「論より証拠」・・・日常生活ですっかり抜け落ちている意識

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 「論より証拠」とはよく言ったものですが、いろはカルタの中にでてくることわざですから、古いことわざだとは思うのですが、その割には日本では定着しない意識ですね。同質性のある民族文化で暮らしたため、性善説が主流なので、まさか後で争われないと思って証拠をとっておかないというのが日本の習慣のようです。ドイツでは、時効がくるまで領収書はとっておくということを聞いたことがあります。

 訴訟で多いのが行った言わない、やったやらないの主張合戦です。一番多いのは夫婦間の暴力でしょうか。やられた方は写真や診断書をきっちり執っておくべきなのに全くそれをしていない人が多すぎます。暴力の場面を録音しておくくらいの知恵があっても良いように思います。
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 目の前で言ったことをまさが知らないとは言わないと思っていらっしゃる方が多いようですが、ほとんどの事件で、重要な事実について、原告と被告の主張が真っ向から対立するというのが実際です。それをわかっていたら、日頃から意識は違ってくるのではないでしょうか。

 医療訴訟では、不審死であっても、病院側から解剖をすすめられてもしないという態度の遺族が多すぎます。解剖をしておけば不要な裁判を防ぐことが出来るし、一方、死因を特定することが出来たら、相手方の過失を立証することも容易なはずです。

 交通事故訴訟では、タクシーに備え付けられたドライブレコーダーの画像がしばしば証拠として提出されるようになってきました。ドライブレコーダーの画像があると確かに過失割合の認定が楽ですね。交通事故で気をつけないのが実は実況見分調書です。警察の作る実況見分調書は後日争われる民事事件でも決定的な証拠になることが多いのです。ですから、実況見分調書の作成の際、指示説明を求められる場面ではきちんと自分の意思をはっきり述べるということが必要ということです。


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