コラム

2020.11.21

旅をめぐる思いあれこれ

旅の楽しみは計画にあり

旅の醍醐味の大半は、計画にあると思います。パック旅行は面倒なく危険もないので良いのですが、旅の楽しみの半分を捨てているといえるでしょう。パック旅行の値段が安いのは、旅の醍醐味の大半が欠けているからかもしれません。どの空港で降りて、どの鉄道を使って、どの町に宿泊するのか、何を見るのかを空想している時が最高に幸せなのです。

旅は一人でするもの

計画したら、旅は一人で行くものでしょう。私は、日本人のツーリストが誰もいないような海外の小さな町に一人で行くのが大好きです。
なぜなら、異邦人になれるからです。肩書きを捨てて一人になってみることは本当に大切なことだと思います。訥々とした英語を駆使しながら何とか宿泊したり、レストランで食事をしたり。結構緊張しますが、これもまた一興です。
イギリスの小さな町の美術館のレストランでワインを飲んでいたら、隣の家族連れの男性から声を掛けられました。とても楽しそうなので写真を撮ってやろうと言ってくれたのです。多分、本当にいい顔をしていたのでしょうね。

テイクオフの瞬間こそ旅の楽しみ

旅の計画を実行に移す時は楽しみの極みでしょう。その中でも一番の時間は、旅の時間を作るために必死で寝る間を惜しんで仕事をこなして、国際便の飛行機に乗り込んでテイクオフするときでしょう。オフを取るという意味と、飛行機が飛ぶという意味が重なる瞬間です。

帰還する時の気持ちの大切さ

日本を遠く離れていると、本当にあんな小さい日本のさらに、最果ての札幌に本当に戻れるのかと思えてきます。そして帰国が近くなると、自分の帰るところはやはり札幌しかないのだと思えてきて、明日への活力が出てくるのです。

旅をするにも体力がいる

日本を遠く離れていると、本当にあんな小さい日本のさらに、最果ての札幌に本当に戻れるのかと思えてきます。そして帰国が近くなると、自分の帰るところはやはり札幌しかないのだと思えてきて、明日への活力が出てくるのです。