コラム

2020.11.20

旅を満喫する欧州古都の 代表料理あれこれ

オーストリアのザルツブルクの市街を一望できるメンヒスベルクの丘の上にある、近代美術館のレストランで食べたターフェルスピッツの味と眺めは今年一番の旅の味です。ターフェルスピッツは時の皇帝フランツ・ヨーゼフ1世が好んで食べた牛肉の煮込み料理です。美食に舌鼓を打ちながら、旧市街地越しに、自分が今行ってきたばかりのホーエンブルク城を眺める……抜けるような青空の中、開放感に満たされて、本当に旅の味を満喫しました。
もう一つは、ドイツのノイシュバンシュタイン城を訪れた帰りに、きれいな湖の畔にあるアルプス風レストランで食べた、ナマズ料理とヴァイスビアです。ナマズは泥臭くなくウナギの蒲焼きみたいな感じでした。ヴァイスビアはドイツのバイエルン州の白(小麦)ビールです。お城まで徒歩で約1時間、ちょっとした山登りをした後だったので、心地良い疲れを癒やしてくれる白濁したビールの喉ごしは最高でした。