お知らせ

2023.04.19

閑話休題 〜進む裁判所のデジタル化の中で重要となるリアル〜

  •   裁判所のデジタル化が進んでいます。Teamsの利用に続いて、通称MINTSが機能し始めました。
 ”MINTS” は、日本の裁判所における情報システムの一つで、裁判所情報管理システムCourt Information Management System)の略称です。MINTSは、日本の裁判所が裁判手続きや書類管理などを効率化するために開発された情報システムです。MINTSは、裁判所内の各部署や関係者が情報を共有し、裁判手続きを管理するためのシステムとして、全国の裁判所で導入されつつあり、札幌地裁でも導入されつつあります。
  •  私担当事件でも、“MINTS” で、訴訟運営される第1号事件が来ました。デジタル化といっても、訴状の提起をメールで出来るわけではありませんが、訴訟提起後になりますが、訴訟の開始後、デジタルデータで、準備書面や証拠を提出することになります。
  デジタル化が進んで、裁判所に行く回数がめっきり減ることになりました。また、裁判官の中には、争点整理がある程度進むまでは、リアルな弁論をしない、Webでも顔を合わせないという方針の方がいます。私はこれには反対です。やはり、裁判官とリアルに向き合って、その裁判官の資質や考え方、物腰を感じることが、互いに理解を深めて、訴訟を公平かつ迅速に進める上で大切だと感じています。
  •  特に、家庭裁判所の調停事件では、これが非常に大切と思っています。調停事件もWebや電話で可能とはなってきていますが、
私は務めて裁判所に赴くように心がけています。