コラム

2025.12.06

一月一言(令和7年12月)映画「ランニングマン」(邦題「バトルランナー」)とSNS社会

  •  私が司法試験を受験中、シュワルツェネッガーという役者のことも全くしらない時、テレビから流れてきた映画の一つが、バトルランナーです。この映画、テレビで何度も放映され、ほとんど覚えているのですが、何度も見てしまいました。そして、最近Netflixでも見ることができるようになりました。そして、やっぱり見てしまいました。
  •  映画『バトルランナー(ランニングマン)』は、2017年のアメリカを舞台にした1987年制作のシュワルツェネッガー主演のSF映画です。この映画では、政府とメディアが一体となり、過激なデスゲームを国民向け娯楽として放送する社会が描かれます。人々は暴力的な番組に熱狂し、その裏で何が起きているのかを深く考えようとはしません。この映画にはスマートフォンもSNSも登場しませんが、「都合の良い情報が一方的に流され、人々が考えなくなる社会」という構図は、むしろ現代の方がリアルに感じられます。現代では、情報は自分から探しに行くものではなく、自然と流れてくるものになりました。ニュース、動画、評価、意見——スマートフォンを開けば、次々と目に入ってきます。便利である一方で、私たちは考える前に受け取るという習慣に慣れつつあります。この「受動性」は、社会や政治の問題だけでなく、個人の人生の問題にも静かに影響しているように思います。
  •  相続の手続が何年もされていない。事実上は破綻した夫婦関係を、離婚せずに放置している。住宅ローンや親の介護、家族間の金銭問題を「何となく」抱え続けている。こうした状況は、決して珍しくありません。多くの方が薄々こう思っています。「このままでは良くない」「いずれ困るかもしれない」。それでも、専門家に相談するのは後回しになる。なぜでしょうか。
  •  専門家に相談するという行為は、「自分が問題を抱えている」と認めることでもありますね。相続を放置している人が弁護士に相談すれば、「このままだと争いになる可能性があります」と言われるかもしれない。離婚を迷っている人が相談すれば、「感情的にはつらいが、現実的な判断が必要です」と言われるかもしれない。それは、自分が目をそらしてきた現実を、言葉として突きつけられる体験です。人は、本能的にそれを避けようとします。
  • ■ 今の社会では、「すぐに結果が出る」ことが好まれます。検索すれば答えがあり、動画を見れば分かった気になる。ところが、相続や離婚、人生の問題には、一度で出る正解がありません。複数の選択肢があり、それぞれにメリットとデメリットがあり、感情の整理も必要です。この「曖昧さ」が、人を立ち止まらせるのではないでしょうか。「整理がついてから相談しよう」「もう少し考えてからにしよう」そうして時間が過ぎていくのではないでしょうか。
  •  「専門家に相談するほどではない」「こんなことで行っていいのだろうか」多くの方が、こう感じていると思います。しかし実際には、専門家が最も力を発揮できるのは、問題が小さいうちです。それでも、「相談したら話が大きくなる」「もう後戻りできなくなる」という感覚が、足を止めます。
  •  家族がいる。時間が経てば状況が変わるかもしれない。最終的には誰かが動くだろう。この「誰かが何とかしてくれる」という期待は、とても人間的です。 しかし現実には、誰も代わりに決断してはくれません。その姿は、『バトルランナー』の観客が、「自分が考えなくても社会は回る」と信じている姿と、どこか重なります。
  •  人生の問題は、見ないふりをしても消えません。むしろ、時間とともに形を変え、複雑になり、関係者を増やしていきます。相続は、次の世代に引き継がれます。 離婚問題は、老後や相続の場面で再浮上します。後から振り返ったとき、「なぜもっと早く相談しなかったのか」そう語る方は、少なくありません。
  •  最後に、強調したいことがあります。専門家に相談することは、その場で何かを決断することではありません。多くの場合、それは問題を言葉にし、状況を整理し、選択肢を知るための場です。分からないままでいい。迷っていていい。何もしないという選択肢が、今は最善だと分かることもあります。重要なのは、「考えないまま時間を過ごす」ことと、「考えた上で決めない」ことは、全く違うという点です。考えることを先送りにする社会。そして、人生の問題を後回しにする私たち。
  •  『バトルランナー』が描いた未来は、特別な誰かの話ではありません。小さくてもいい。一度だけ、立ち止まって考えてみる。必要であれば、誰かに相談してみる。その一歩が、後になって最も意味のある選択だったと気づくこともあります。
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2025.08.05

お盆期間(12日火曜日から15日金曜日)は事務所をお休みします。

  •  11日月曜日の海の日の翌日から金曜日まではお盆休業させていただきます。例年お盆休業をさせていただいておりますが、今年のお盆は例年よりも暑いお盆になりそうですね。皆様ご自愛ください。
  •  18日月曜日からは、通常営業です。
2025.07.08

薔薇でほっと一息・・大通公園西12丁目・サンクガーデン・薔薇園

  •  大通公園西12丁目のサンクガーデンの薔薇園を見ながら、通勤しております。各種の薔薇が咲き誇っております。特に先月6月は薔薇の季節ですしたね。裁判所と事務所を往復するときも、必ず公園を通りますが、薔薇を見てほっと一息ついています。これから長く楽しめるのですが、今月は暑さでちょっと可愛そうです。
  •  弁論期日で裁判官とお話しする機会があったので、ご紹介をしましたが、こんなに近くても意外とご存じない方が多いですね。本当にもったいないことです。春先は、木蓮、さくら、その後ライラック、薔薇、あじさい、紅葉と季節の移り変わりを感じながら、仕事ができるのは嬉しいことです。
  •  最近は、事務所から動かず、弁論手続もWebで済ましてしまうという弁護士がほとんどだそうですが、季節感を楽しむには、やっぱり歩くことですね。
2025.01.03

謹賀新年 2025 

  •  新年明けましておめでとうございます。
  •  本年もどうかよろしくお願いいたします。
  •  年末からインフルエンザに罹患して、体調を崩されている方も多いと思います。年末年始にゆっくりとして鋭気を養って、仕事に備えていただければと思います。
  •  お元気にお過ごしの方は、油断せず、ご活躍ください。
 
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2024.12.27

2024年の営業は昨日をもって終了しました。ありがとうございました。

■ 昨日26日にて、年内の事務所の営業は終了致しました。本年も当職事務所をご愛顧戴きありがとうございました。 ■ 新年、2025年の営業は、1月6日月曜日からです。  
2024.12.15

土・日の電話対応 と 年末年始休業 と 年賀状について

  •  ウィークデーの電話対応を、午後6時まで延長しました。
  •  また、土・日につきましても、電話対応することになりました。ただし、伝言を外部連絡先でお預かりするという対応になります。どうか宜しくお願いします。
  •  年末年始ですが、年内は、12月26日木曜日までの営業になります。来年は1月6日月曜日からの営業再開となります。
  •  年賀状ですが、郵送料の値上がり、エコロジー等諸般の事情を考えて、年賀状の送付にかえて、Webサイト上での新年のご挨拶をさせていただいております。どうかご理解の程宜しくお願い申し上げます。
 
2024.11.17

医療弁護団全国交流集会2024に参加するため富山に来ています。

  • 富岩運河還水公園・富山
  •  医療事故に取り組む弁護団が全国から集結して、研修や交流を行う大会に今年も参加しました。
  •  開催地は、富山です。
  •  半日にわたり、各弁護士が解決した事案の紹介・解説等があり、質疑が行われ、いつもながら勉強になる大会でした。
  •  懇親会では、多くの弁護士と交流しましたが、富山まで新幹線が来ているので、早めに帰ってしまわれる方も多く残念でした。
  •  来年は、札幌で開催の予定です。
  •  駅にLRTの乗り場があり、ドイツに来ているような感じでとても気に入りました。
  •  食事も美味しく、お刺身をたくさん食べました。
  •  来年は一度ゆっくり富山を回りたいと思いました。
  •  翌朝、還水公園のスターバックス(世界一眺めの良いスターバックス店だったらしい)に寄って、一息ついて、札幌に戻りました。札幌まで、90分間という近さで驚きました。
2024.11.17

11月18日から相談受付時間を午後6時までに延長しました。

  •  午後5時まで仕事で、その後連絡をしようと思っても、事務所がしまっていて連絡が取れないというお話を複数のクライアントの方々からお聞きしました。そこで、今般受付時間を午後6時までといたしました。
  •  法律相談をしようと思っても、なかなか決断がつかず、思い切って電話しても、繋がらなかったら、決心が鈍ると言うこともあるのではないでしょうか。
  •  当職事務所には、弁護士は私1人しかいません。それを1人しかいないのかと思っていただけるか、1人しかいないなら、必ずこの弁護士が担当してくれるのかと思っていただけるのか。それが重要ですね。もちろん、後者であって欲しいです。
  •  まずは、お電話で内容をお尋ねして、簡単なことであればお答えしています。短時間であればもちろん無料です。
  •  なお、12月からは土日のお電話受付(受付のみ)もスタートします。
2024.08.10

経歴の更新をします。現在の肩書き等です。

  • 昨年度から今年にかけて所属・肩書きなどに変更がありましたので、アップデートさせていただきます。
  •  2023 
  • 札幌弁護士会医療紛争解決センター(医療ADR)調停人(2009年〜)
  • 札幌簡易裁判所民事調停委員(2010年~)
  • 日本調停協会連合会参与(20226月〜)
  • 日本医事法学会会員(2015年~)
  • 北海道土地利用審査会委員会委員・同審査会会長(201911月〜)
  •  2024年
  • 札幌弁護士会医療紛争解決センター(医療ADR)調停人(2009年〜)
  • 札幌簡易裁判所民事調停委員(2010年~)
  • 日本調停協会連合会参与(2022年〜)
  • 日本医事法学会会員(2015年~)
  • 北海道土地利用審査会委員会委員・同審査会会長(201911月〜)
 
2024.08.09

夏季(お盆)休業のお知らせ 8月13日から16日まで

  •  夏季(お盆)休業のお知らせです。
  •  今年の休業期間は、8月13日(火)から16日(金)までになります。
  •  大変暑い日が続いています。皆様ご自愛下さい。
 
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