2011/02/13 (Sun)
動物園生まれのアフリカゾウの平均寿命は17才、では野生のアフリカゾウの平均寿命は。
* オランダ・アムステルダム・オランダ料理店 photo by sammy
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贅沢なホテルで、朝昼晩と豪華な食事が用意されて、日中は好きにしてよく、夜はゆっくりと眠れる。医療サービスも受けられる。全て無料。但し、ホテルの部屋を出てはいけない。このような状態で生活したら、寿命は延びるでしょうか。
夢のような話しですが、実は、このような環境に暮らしているのは動物園の動物立ちです。
では、このような一見うらやましい至れ利尽くせりの環境にいる動物園の動物は当然長生きできていると思いきや、決してそのようなことはなく、象で言えば、野生の象は57才まで生きるのに対して、動物園の象はわずか17才だそうです。
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このような差はどこから来るのでしょうか。アメリカコロンビア大学ビジネススクールのシーナ・アイエンガー教授は、その著書「選択の科学」の中で、「動物園は物質的な快適さを提供し、動物の自然生育環境をできるだけ経験するような刺激や自然な本能を発揮する機会を与えることはできない」「自己決定権を失った者にとって、この喪失の痛みの先には何も存在していない」と説きます。そうです。動物にとって、本質的に大切なことは選択ことが出来るというだ、だからこれができない動物園では長生きできないのだというのです。
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ある実験によれば、人間は、同じ結論を出すにしても、2者択一よりも3択、4択をして結論を出した方が満足度が大きいそうです。また、ロンドン大学のマイケル・モーマット教授によると、収入が高い仕事ほどプレッシャーが大きいにもかかわらず、冠状動脈性心臓病で死亡する確率は、現業の公務員の人の方が上級公務員の3倍も高かったという結果がでているそうです。そして、このよな結論をもたらしたのは、職業階層の高さと仕事に対する自己決定権の度合いが直接的に相関していたことにあったというのです。
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このように考えると、自己決定権というのは人間の根源的な権利であるし、それは本当に大切にされねばならないと言えると思うのです。
弁護士や政治家は年齢を経てもとても憎たらしいくらい元気な方が多いと思いますが、それは「選択」すべきことが沢山あって、日々選択肢続けることができているからかもしれません。
その意味では、弁護士という職業はとても恵まれた職業と言えるのかも知れません。
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「選択の科学」は、2010英国フィナンシャルタイムズ、ビジネスブック・オブ・ザ・イヤー最終候補、アマゾンベストブックスオブ2010になっているそうです。文藝春秋・1619円+税です。シーナ・アイエンガー教授は、盲目のインド系女性教授です。
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